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14人の前に立たされ、次々と攻略キャラ達が自己紹介をする。その後私も自己紹介されるように促される。
「えと、転入生のAです。Cクラスに入りました。よ、よろしくお願いします……？」
ぱちぱちぱち、と何人かが拍手をする。ぺこ、とお辞儀をして座れば、目の前にどんどんハンバーガーが積まれていく。
「A細いねんからもっと食べ！」
「ゾムは食害したいだけやろ。渡すならエミさんがトントンにしとけ」
「いらんわ！」
「……ステータス」
小声でステータス画面を確認する。特殊条件に何かがあると思った。でも、夢以外の条件は何も無かった。そのままなんとなく指を滑らせ、好感度ステータスを確認する。
「……ぅえ！？」
「うん？どうしたんAちゃん。嫌いなもん入ってた？」
「い、いや……、あまりにも美味しかったから驚いて……」
「ほーん……」
なんとか誤魔化し、ハンバーガー頬張る。目の前の薄い板には、好感度ステータスが表示されていた。明らかに、バグっているようにしか見えない。
各キャラの横に書かれている数字は、何故か既に90を越えていた。
わちゃわちゃしているこの空間に、不気味な何かを感じてしまう。
「……A、どうした。あまり食が進んでいないように見えるが……」
「あ、いえ。大丈夫、です」
隣に座っているグルッペンが心配そうに声を掛けてくれる。私の知らないイベント、私の知らない展開。ゲームの世界に来たはずなのに、まるでゲームじゃなくて現実世界のようだった。
「そういえば……、きっと同じクラスになれると思っていたんだがな」
「え？あぁ…、思ったよりも出来なくて」
「入試テストくらい、満点を取ろうと思えば出来るだろう？」
「そんなの無理ですよぅ。そんなに頭良くないので……」
「そうだったか？あの時……、ああいや、なんでもない」
ふふ、とグルッペンが笑う。何を言おうとしたのか追求しようとしてそちらに顔を向けた途端、目の前にグルッペンの顔があった。
「ソース、ついとる」
ぺろ、と私の頬を舐めた。周りから上がる非難の声。それに対して笑い声をあげ、ドンドン積み上がるハンバーガーの量に顔を青くするグルッペン。それに反して、私の顔はドンドン熱くなった。
こんなイベント、知らない！
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らあむむ - ぇ、？えぇもうほんまに好きです愛したよろしくお願いします(事後報告系情緒不安定女子)ヤンデレチックとかも程よくて...!すごいです...。特に、選択肢のところが...こう...ビビッときて良かったです。 (2022年2月7日 18時) (
レス) @page18 id: 363f9dbd54 (このIDを非表示/違反報告)
ライム DS民 - 凄く面白かったです!!設定が凝っていて…もう、後戻りは効かなくなっていた、というのも、とても好きです! 他の作品も見て来ますね!!それでは〜 (2021年2月13日 10時) (レス) id: 01ab6b60a3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ娘(プロフ) - う、、、めっちゃ面白い、、、選択肢のところもうなんかドキドキ止まらなかったし、最後タイトルに全て結びついた気がしてゾッとしました、、、めっちゃ面白かったです。 (2021年2月2日 19時) (レス) id: 5a39984025 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 好き､､､（瀕死）何で選択肢作っちゃうのかな？え？？？？？神ですか？？？神でした！！！（情緒不安定）（最高に褒めてる）（絶命） (2021年1月24日 17時) (レス) id: d6878be433 (このIDを非表示/違反報告)
ヰ々田(プロフ) - コメント失礼します！貴方様は神か？（とても面白かったです） (2021年1月21日 19時) (レス) id: 9938715db0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2021年1月15日 19時
