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−シャオロン視点−

放課後、Aと一緒に我々師団に行けば、珍しく依頼があったようで、相変わらず物臭なショッピの口車に乗せられてあれよあれよと俺が依頼を受けることになった。

まぁ?これも?俺がイルマを超える人気者になるためやって言われたらやらんとな!うん。
依頼のために走り回っていれば、後ろを着いてきていたAが一番先に根を上げた。

「……別に部屋で待っとってええねんで?」
「う……、ご、ごめんね」

しおらしく項垂れたAを部屋の前まで見送り、また依頼のために学校中を走り回る。
依頼とは言え、俺に彼女が出来るとはなぁ。
鬱先生みたいにハーレムを築き上げてモテたい!という思いがなくも無いけれど、アレはアレで一部の男子や女子から不評なのは調べ済みだ。かと言って彼女ができるのもなぁ……。

そんなことを考えていればいつの間にか依頼は完了していて、先生に依頼が完了したことを伝える。
ありがと〜と簡単な一言で終わってしまった事実に肩を落としながらも、疲れたし帰ろうと師団の部屋に戻れば。

「あ、シャオくん。おかえりなさい!おつかれさま」

そう言ってAが出迎えてくれた。
窓が開いていて、ある程度汚かった部屋は綺麗に整理整頓され、万年埃っぽかった部屋は新鮮な空気が入り込んでいた。

「これ……」
「あ、待ってる間暇だったからお掃除したんだけど……だめだったかな……」

しゅん、と悪魔の尻尾がわかりやすく下がる。

「……いや。ありがたいわ、ありがとうな?」

そう言えば嬉しそうにゆらゆらと左右に揺れる尻尾になんとなく笑う。わかりやすい。
頬についている汚れを指で拭ってやり、ついてるで、と軽く声を掛ければ、Aは恥ずかしそうに顔を真っ赤にした。

「あ、あぅ……、その、あ、ありがと……」

そう言いながらへら、と笑みを浮かべる彼女の表情を見て、心臓が大きく跳ねた。

「お、おん……。こちらこそ……?」

何故かこちらまで顔が赤くなってしまって、入口で二人して顔を赤くしたまま動けずにいて。

「二人でずっと入口で何しとるん」

ゾムが声を掛けてくれるまでそのままだった。

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うほほ☆ - シャオさんカッコよすぎません?…めっちゃきゅんきゅんしました…神作品ありがとうございます。これからも応援してます! (2021年5月22日 14時) (レス) id: bae26ed64c (このIDを非表示/違反報告)
(^O^) - ナア↑んでそう言うのかけんの?! (2021年5月22日 6時) (レス) id: 54e5655bfa (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - あああああー!心がキュンキュンするんじゃぁー (2021年3月22日 19時) (レス) id: 8bb69cd5b7 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - 悶え死にましたわ... (2021年3月11日 21時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(ハクグン)(プロフ) - はぇーキュンキュンするんじゃぁ…サキュバスちゃんかわええ…やっぱランドルせさん神だったりしません??終始楽しく読ませていただきました。素敵な作品ありがとうございました、これからも応援させてください!! (2021年3月7日 13時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ランドルせ | 作成日時:2021年2月25日 13時

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