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昼休み、お腹が空いたのかシャオくんは大盛りを盛ったお皿を持って私の隣に座った。そのご飯の量を見ているだけでお腹いっぱいになりそうだ。
「……あれ、飯食わんの？」
「え？……あ、食べないというか、普通のご飯は食べられないから……」
首を傾げているシャオくんにわかりやすく実演しようと、くるくる、と指を回す。すると、私にしか見えない感情の糸のようなものがシャオくんから出てきて、それを飴玉みたいに丸くしてから口に放り込んだ。
「……今なんか、スっとしたわ」
「シャオくんのお腹空いたな〜っていう感情をちょこっともらっちゃった。今みたいな感じで、悪魔の感情を吸い取ったりするの。……恋愛感情なんかは、私たちの中で最高級の肉みたいな味……らしいよ」
「Aはまだ食べたことないんか」
「だって……、まだ、誰も好きになったことないし、他の悪魔みたいに誰でも良いから好きなんて言えないよ……」
シャオくんは頷きながらご飯を食べる。納得しているのか、考えているのかわからないしご飯を食べている邪魔なんて出来なくて、ただ無言でそれを見つめる。シャオくんはしばらく食べ進め、そして言い辛そうに視線を逸らした。
「……その、めっちゃ見られてると食べにくいわ」
「あ、ご、ごめん。そうだよね」
私は慌ててさっきまでの授業の復習をしようと教科書を取り出す。ぺら、と捲って読む。……振りをした。正直、こんなに男の子と近寄ったことが無いからか、やっぱり心臓はどきどきしていて、ちら、と横目にシャオくんを見る。
これはあくまで男の子に免疫が無いせいでなっているだけで、恋なんかじゃない。はずだ。
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うほほ☆ - シャオさんカッコよすぎません？…めっちゃきゅんきゅんしました…神作品ありがとうございます。これからも応援してます！ (2021年5月22日 14時) (
レス) id: bae26ed64c (このIDを非表示/違反報告)
(^O^) - ﾅｱ↑んでそう言うのかけんの？! (2021年5月22日 6時) (レス) id: 54e5655bfa (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - あああああー！心がキュンキュンするんじゃぁー (2021年3月22日 19時) (レス) id: 8bb69cd5b7 (このIDを非表示/違反報告)
Rin - 悶え死にましたわ... (2021年3月11日 21時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜（ハクグン）(プロフ) - はぇーキュンキュンするんじゃぁ…サキュバスちゃんかわええ…やっぱランドルせさん神だったりしません？？終始楽しく読ませていただきました。素敵な作品ありがとうございました、これからも応援させてください！！ (2021年3月7日 13時) (レス) id: d2ad143a92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランドルせ
| 作成日時：2021年2月25日 13時
