ぬくもり (ページ4)

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yt.

ヤマがかなり疲れてるみたいで、お弁当は置いてったけど食べてくれたかな…

ス:そろそろ後半始めますよー

JUMP-山田:はーい

有:ゆーと、山田呼んできて

中:りょうかーい

そろそろ始まるとスタッフに呼ばれると、大ちゃんにヤマを呼んできてと頼まれた。

少ししか経ってないけど、
お弁当食べ終わったのかな…なんて考えつつ扉を開けた。

けど、、

蓋が閉まってテープが着いたままのお弁当と、未だに寝ている姿を見て、嫌な予感しかしなかった

そういう時ほど的中するんだよね…

中:やまー？

山:ん…もう時間？

中:うん、そーだけど、一口も食べてないの？
どうした？体調悪い？

山:大丈夫…。

そういうヤマの顔を除くと頬がほんのり赤く、目には水分を含んでる。

半ば強引に額に手を当てるとかなりの熱が伝わってきた

中:熱あるね。具合悪かったんだ…

山:ごめん…、せっかく持ってきてくれたのに。
正直食欲あんまりなくて。

今まで心身の不調を、一切教えてくれなかったから、こうやって伝えてくれると安心する。

少しは頼れる存在になれたのかなって

中:そんなのいいよ。
それより、他に辛いとこある？

山:大丈夫、だから撮影はできる
検査は昨日して、陰性だった

本当に大丈夫かは分からないけど、撮影をやるというやま。
いつもの事だし、止めようとは思わないけど、
今日のダンスはハードだから少し心配。

中:昨日からなの？

山:うん、咳だけね。今はへーきだけど、、
あのさ、

中:ん？

山:他のメンバーには言わないで

「知ってるのは裕翔だけでいい」、なんて言う彼に少しキュンとしてしまったけど、それでいいのかな…

俺一人で彼を守れるだろうか。

みんなに言った方がいいのでは。
とも思ったけど、ヤマが責任感じちゃうのも嫌だから従うことにした。

そんなことを思ってたら、ヤマは起き上がってファンデーションを塗り始めた。

山:赤いのなくなった？

いや、確かになくなったけども、

行動が早いな笑

食欲がないだけで身体はへーきなのか結構ピンピンしてるやま。

無理してないといいんだけど。

かなりの不安を抱えつつも、撮影が始まるから
偽装メイクを済ませたヤマとメンバーの元にもどった。