ぬくもり

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ym.


走って来たから息が切れる


山:ハァハァ…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、待たせてごめん


ﾏﾈ:お、そんな急いで来なくても良かったのに、
体調はもう大丈夫なんだな？


山:大丈夫です、昨日はほんとすみません！


ﾏﾈ:そんなのいいよ、いいよ


山:車いつもより暖かいね


ﾏﾈ:暑い？またぶり返したらまずいと思って暖かくしといたんだけど


山:ううん、全然！ありがと


JUMPメンバーだけじゃなくてマネージャーさんも優しいな







山:○○さん大丈夫なの？


ﾏﾈ:なんか、熱は無いけど倦怠感が凄いらしくて、PCR検査の結果出るまで分からないな


山:俺も、濃厚接触者になるんかな


ﾏﾈ:そうだな、



色々心配なことはあるけど明日の生配信は絶対に8人で出よう！そう決めた。


ファンのみんなだって楽しみにしてくれてるんだもん！







そして







こんな日に限って機械トラブルが相次ぎ、、、、






ついでにって◯○さんが担当していた雑誌の撮影も任され







全ての仕事を終えた頃にはもう太陽はとっくに沈み、







時計の針は23時を超えていた







明日は早いから今日は早く寝たかったのに…





そして、問題の体調はというと、

完全にぶり返した。




寒気が凄くて頭が痛い




こんな事になるなら平熱よりも高いって言っておけばよかった、、、。




そんなことを考えながら車に揺られる



ﾏﾈ:山田…？


山:…



ﾏﾈ:山田！



山:ん、あ何？



ﾏﾈ:どーした？ぼーっとして




山:え？あー、いや考え事してた




ﾏﾈ:遅くなったな、飯でも食い行く？




山:いーや、今日はもう帰って寝る




ﾏﾈ:もしかして、体調…




山:あー！違う違う明日朝早いからさ





言われる前に、心配される前に、必死に誤魔化す





ダメだよ、絶対明日は…





お願い治って、！





家に着き、手洗いうがい消毒を済ませ
とにかく水分を取って熱を下げようと冷蔵庫を開ける





山:あ…





付箋が貼った冷えピタが置いてあった




"無理しないでね やま。"



熱のせいか溢れる涙が頬を伝って床を濡らす



裕翔が買ってきてくれた冷えピタを額に貼ると
少しだけ気分が楽になった気がした





熱を測るのが怖くて、水分を沢山とって暖かい格好をしてベッドに入り




山:治ってますように





と念を込めて目を閉じた

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