目の前の ページ6
家が見えてきた。
東京では珍しい一軒家だ。
貴 (明日からは２日間休み…)
家を見てからドッと疲れが足に来るが
引きずりながらも玄関に向かう。
私はポケットから鍵を出し、
鍵穴に差し込んだ。
ブレスレットが軽く揺れる。
私はそれを見て悲しいような、安心するような
感覚を抱いた。
貴 (…しょうがない…か。)
だってこの世界には居ないんだもの。
でも、１度たりとも忘れた事なんかない。
ガチャッとドアが開く。
私は重い足取りで家の中に入っていった。
貴「ただいまー。」
誰もいない静かな家に私の声が響く。
まぁ、この挨拶は私のお決まりだ。
白ひげ海賊団にいる時は毎回、挨拶してたからな。
私はリビングのドアを開け
パチッと電気を付けた。
そして、私は有り得ない光景を目の当たりにする。
貴「…な…んでっ…」
目の前にいるのはテーブルの前で律儀に座る男。
その男の胸には青い白ひげのマーク。
紫色のシャツ。金髪の髪の毛。
忘れる筈がない…。
貴「マルコ兄…！！」
だって私が愛していた人だから。
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マ「…かおり…かい？」
貴「…っ」
その安心する声が…
全ての記憶を掘り起こす。
私は返事をする前に
目の前にいる愛しき人に抱き着いた。
勢いがつきすぎて一緒に倒れてしまう。
ガサッと手に持っていたお弁当等が落ちた。
ケーキの形が崩れたかもしれない。
でも、今はそんな事どうでもいいの…。
貴「…会いたかった」
マ「俺もだよい…」
涙で潤んだ声を必死に隠しながらそう呟き
存在を確かめるよう強く抱きしめた。
マルコ兄もそれに応えるように
私を強く抱きしめる。
私の知っている温もりがある。
今ここに居る。
マ「今度は俺の番だねい」
貴「…勝手に消えていなくならないでね」
マ「まだその話は早ぇよい」
貴「…そっか」
会話はするも、
２人とも抱き締める力を弱めない。
これ以上、離れないように…。
触れる前に消えないように目の前に居る
愛しき人を抱き締める。
どれだけ経っただろう…。
お互いに満足し合えたのか、
自然と離れ、起き上がる。
貴「どうして此処にいるの？」
マ「向こうで寝たらここに落ちたんだよい」
貴「セトラ…？」
マ「いや、面倒くさがり屋の神様？だねい」
貴「それって神様なのか？」
マ「一方的に喋られたよい (苦笑)」
おいおい。神様。
それは神様としてどうよ。
まぁ、感謝するけど。
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文ストオタクの一般人 - 一般人の私が！？読んできました！話がつながるとより感動しました！ (2023年4月13日 22時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 落とすぞい☆ マジ勘弁☆がめっちゃ面白かったですｗ！ (2023年4月12日 19時) (レス) @page42 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - アクマノミさん» おぉ！嬉しいです！最初よりは文章力は上がったかな？wこれからも宜しくお願いします！ (2017年6月16日 19時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
アクマノミ - 初めまして！ この作品すごく面白いです！ 一般人のところから一気に読んじゃいました（笑）。更新待ってます♪ (2017年6月16日 19時) (レス) id: 05ce8ae57c (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - ゆきさん» 頑張ります！ (2017年4月25日 20時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおぴー | 作成日時：2017年4月18日 2時
