安心 ページ43
珈琲を飲み干し、
外を眺めるマルコ兄の後ろに行く。
そして抱きつく。
マ「んっ！？」
貴「まだ足りん。」
マ「…よいよい (これはデレか？デレなのか？) 」
絶賛マルコ不足である。
ヤンデレとかじゃないけど、足りない。
マ「動くから離れろい」
マルコ兄は珈琲の入っていたカップを
シンクに置くためか、そう言った。
それでも離れたくないのが本心である。
貴「どうぞ。お動き下さい。」
マ「よし、離れろい」
貴「なーんーでー！？」
動きづらいんだよい！とド正論。
…分かりましたよ。離れますよ…。
私はマルコ兄をパッと離し、ソファに座る。
はぁ…疲れが逆戻り。
もう明日行きたくない。←
貴「疲れた。」
マ「まだ言うかい」
マルコ兄はキッチンの方から返事をする。
カウンターだから顔が見れていいわよね。
そ ん な こ と よ り
貴「一週間分を半日よ！？！？」
マ「よいよい」
マルコ兄は軽く返事をしながら
こちらにやって来て隣に座る。
貴「おかえり」
マ「ただいま」
小さな小さな挨拶をすれば
家族の香りが私を包む。
貴「…どうしたの？マルコ兄から抱きつくなんて」
マ「疲れてるらしいからねい」
…神か。貴方は神ですか。
マルコ兄の効果は余りにも効果がありすぎて
そして、家族の香りが包むから安心する。
貴「シャンプー…変えたんだったね」
マ「安心するよい」
うん、私も。と言おうとしたのに
急に視界が悪くなる。
モヤがかかると言ったほうがいいのだろうか。
マ「眠いのかい？」
貴「…別に？」
あぁ、そうか。
モヤがかかってたのは瞼が落ちそうだったのか。
安心しすぎて眠くなっちゃったのかな。
マ「寝てもいいよい」
貴「…今何時？」
マ「１時半」
貴「…え！？お昼どうしたの！？」
マ「昨日の残り物を拝借。」
そうか。よかった。
唐揚げくんを食べてくれたか。
貴「そうかぁ…よかったよかった」
マ「平気だからもう寝ろよい」
貴「…うん。ありがと」
横から抱き着かられていた体制を
真っ正面から受ける体制に変える。
そしてマルコ兄に体を預ければ
すぐに夢の世界へと引きずり込まれた。
マ「…寝たか。」
俺に預ける体が少しだけ重くなる。
若干、下にある頭を優しく撫でた。
髪の毛で少し遊んでいれば
時々、フワッと家族の香りがする。
あぁ、これは睡眠薬だ。
マ「…おつかれ」
静かに自分の胸の中で寝息を立てている
愛しき人にそう言って、髪にキスをした。
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文ストオタクの一般人 - 一般人の私が！？読んできました！話がつながるとより感動しました！ (2023年4月13日 22時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 落とすぞい☆ マジ勘弁☆がめっちゃ面白かったですｗ！ (2023年4月12日 19時) (レス) @page42 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - アクマノミさん» おぉ！嬉しいです！最初よりは文章力は上がったかな？wこれからも宜しくお願いします！ (2017年6月16日 19時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
アクマノミ - 初めまして！ この作品すごく面白いです！ 一般人のところから一気に読んじゃいました（笑）。更新待ってます♪ (2017年6月16日 19時) (レス) id: 05ce8ae57c (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - ゆきさん» 頑張ります！ (2017年4月25日 20時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおぴー | 作成日時：2017年4月18日 2時
