嘘下手 ページ39
シゴトというモンスターが
殴りかかってきた。
戦う
様子を見る
逃げる
寝る ◁
かおりは"寝る"を選んだ。
貴「よし。寝よう。」
マ「寝るかい」
貴「連れてって」
小さな我儘を言えば…
マ「自分で立て」
大きな壁が立ちはだかる。
かおりちゃん疲れたー。←
貴「はいはい。分かりました。」
嫌々、立ち上がれば
すぐに浮遊感を身体が覚える。
俗に言う…お姫様抱っこの状態だ。
貴「自分で動けって…」
マ「立てとはいったが歩けとは言ってないよい」
あらやだ。この人イケメン。
我儘きいてくれるのね。大好きよ。←
貴「んじゃ、よろしくー」
マ「よーい」
階段の方に行くドアまで歩けば止まる。
私が開けろと！？
まぁ、我儘言ってる立場なので
何も反抗できないが…。
寝室に着けば思いきり放り出される。
柔らかいベッドだが衝撃は半端ない。
貴「もう少し優しくしようぜ」
マ「腕がもげそうだったよい」
貴「そこハッキリ言うな」
私は愚痴を言いながら
布団にモソモソと入っていく。
近くで ｢イモムシ…？｣ と聞こえたので
枕をクリティカルヒットさせた。
失礼極まりないな。アンタ。
貴「明日のご飯は野菜だけー」
マ「なっ！卑怯だよい！」
貴「女の子を芋虫扱いしたんだから
それぐらいが丁度いいでしょうが！」
腕もげそうって言ったし、
芋虫扱いするし…！
いいよいいよ。
私はマルコ兄の事を、
パイナポーって呼ぶから。←
マ「許してくれよーい」
貴「反省の気配なし！」
マ「すみません。」
貴「許してしんぜよう」
マルコ兄は私の言葉に安心したのか
モソモソと布団に入ってくる。
アンタもイモムシだ。
マ「今、変なこと考えてるだろい」
貴「………別に？」
マ「嘘下手か。」
え？そんなに嘘下手？
別に。って言っただけよ？←
マ「まぁ、それがかおりだがねい」
うん。
地味に貶してるのは気のせいじゃない。
そう確信した私は
マルコ兄の頬を抓る。
マ「いひゃいよい」
貴「地味に貶してるのでねぇー」
マ「にゃにかのまひがいら」
貴「何処が間違ってるんでしょうか」
マルコ兄は私から目をそらす。
アンタも嘘下手よ。
それからプロレスになったり
頬を抓りあったりで
疲労感が倍になった。
夜、ぐっすり眠れたのは
言うまでもない。
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文ストオタクの一般人 - 一般人の私が！？読んできました！話がつながるとより感動しました！ (2023年4月13日 22時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 落とすぞい☆ マジ勘弁☆がめっちゃ面白かったですｗ！ (2023年4月12日 19時) (レス) @page42 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - アクマノミさん» おぉ！嬉しいです！最初よりは文章力は上がったかな？wこれからも宜しくお願いします！ (2017年6月16日 19時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
アクマノミ - 初めまして！ この作品すごく面白いです！ 一般人のところから一気に読んじゃいました（笑）。更新待ってます♪ (2017年6月16日 19時) (レス) id: 05ce8ae57c (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - ゆきさん» 頑張ります！ (2017年4月25日 20時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおぴー | 作成日時：2017年4月18日 2時
