デレ ページ20
マ「別にいいよい…」
貴「今は甘えときなって」
確かに俺は何も知らない。
この世界だってこの場所だって何も知らない。
だったらかおりの言い分は道理だな。
マ「…わかったよい」
俺の返事にかおりは気を良くしたのか
店の中の奥に入っていく。
連れて行くというか…引きずられている。←
華奢な体で何処から力が来るのだろうか。
来て早々、ハンガーを俺に合わせてきた。
貴「…黒の方が似合う気がする。」
こういうのは女に頼んだ方がいい。
俺が選んだらエースに笑われたんだぞ！？←
こう思っている間もかおりは次々と合わせていく。
かおりはある服に目を見開き、俺に合わせてきた。
まぁ、それは禁句と言われる果物の柄で…
貴「お？これは？」
マ「…」ﾋﾞｼｯ
貴「ｲｯｯ!…無言で手刀ですか…。」
当 た り 前 だ よ い ★
貴「良いじゃん。仲間同士。」←
って、誰がパイナップルだ。
パイナップルでもねぇし、仲間でもねぇよ。
マ「似合うのを選べ」
貴「ウィッス。」
かおりは渋々あの服から手を離した。
内心、気が緩む。…何故だか知らないが。←
貴 「サイズは大きいほうがいいよね」
そう呟き、かおりは大きいサイズに手を伸ばす。
…が、届かない。
貴「…」ｸﾞｰ
マ「ﾌﾞｯｯ！」
貴「なに笑ってるんですか。マルコさん。」
マ「背は伸びてもやっぱり低いと思ってよい」
貴「マルコ兄がデカすぎなの」
よいよい。と軽くあしらって
お目当ての物に手を伸ばす。
マ「これでいいかい？」
貴「あと左のも！」
マ「わかったよい」
俺はヒョイっと２着をかおりに渡した。
貴「…腹立つぅぅ！」
マ「ﾌｯ…」
多分、背丈で腹が立ってるんだろう。
俺があまりにも軽く取るからな。
まぁ、鼻で笑ってやったよい。←
貴「うん！これとこれ着てきて！」
マ「よ、よい」
貴「あとこれも！」
マ「これもかい？」
貴「当たり前よー」
いつ見つけたのだろうか。
かおりが渡したのはダメージジーンズだ。
まぁ、ズボンもあった方が便利だな。
俺は店員に案内されながら試着室に入った。
サッと渡された服に着替え、試着室を出る。
マ「どうだい？」
貴「やっぱり私の見立ては正しかった…。」
専門家ぶってるのは置いといて。←
マ「これ、買うのかい？」
貴「買うに決まってますぅー！似合ってるし。」
これはデレか？デレきたか？←
やっぱりかおりは猫なのかもしれない。
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文ストオタクの一般人 - 一般人の私が！？読んできました！話がつながるとより感動しました！ (2023年4月13日 22時) (
レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 落とすぞい☆ マジ勘弁☆がめっちゃ面白かったですｗ！ (2023年4月12日 19時) (レス) @page42 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - アクマノミさん» おぉ！嬉しいです！最初よりは文章力は上がったかな？wこれからも宜しくお願いします！ (2017年6月16日 19時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
アクマノミ - 初めまして！ この作品すごく面白いです！ 一般人のところから一気に読んじゃいました（笑）。更新待ってます♪ (2017年6月16日 19時) (レス) id: 05ce8ae57c (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - ゆきさん» 頑張ります！ (2017年4月25日 20時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおぴー | 作成日時：2017年4月18日 2時
