代わりに ページ15
貴「よし、終わり」
私は最後の1枚を干し終わり、
マルコ兄と1階へ降りた。
リビングにはもう、朝ご飯は用意してあって
マルコ兄を椅子に座らせる。
マ「お、美味そうだよい」
貴「簡単な朝ご飯だけどね。家に何もなくって…」
マ「別に手を凝ってなくててもいいよい( 笑 )」
貴「フォロー感謝。」
他愛ない会話をしていると冷えてしまうから
2人とも手を合わせて
「「いただきます」」
久しぶりのゆっくりとした朝食を食べ始めた。
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マ「今日はどこ行くんだい?」モグッ
貴「浅草は行くよ。ここが浅草だからね」サクッ
あ、チーズ美味しい。
このチーズは買い置きしておこう。
マ「何かあるのかい?」
貴「浅草寺って所があるの。綺麗だよ」
マ「楽しみだねい」ニカッ
可愛すぎてチーズを吹き出しそうでした。←
私は生きていけるだろうか?
貴「洋服はそのままじゃダメよ」
マ「そうなのかい?」
貴「うん、ただの変態になる」
マ「別にへいk 貴「ん?」 いや…」
マルコ兄。ごめんなさい。
『ん?』なんて言いたくなかったよ…。
ただ、周りの目が…目がぁ!!
その時、私のスマホが鳴った。
プルルルルル…プルルルルル…
食べるのを止めて画面を見てみると
『櫻井さん』
と表示されていた。
貴「ちょっとごめんね。社長からだ」
マ「大丈夫だよーい」
私はキッチンに行って、コーヒーを注ぎながら
電話を取った。
貴「もしもし」
櫻『しもしも〜?元気してる〜?』
貴「…切りますけど」
櫻井さんじゃなかったら切ってた。
私ってやさすぃー!←
櫻『ごめんごめん。訳あって電話した。』
貴「何でしょうか?」
櫻『圭人くんが辞めちゃってさぁ…』
貴「はぁ?アイツ幹部なのに?」
櫻『お母さんが実家で倒れて看病らしいよ』
まぁ、内容は大体つかめた。
貴「それで、代わりになる人が欲しいと」
櫻『そうそう。今日じゃなくてもいいんだけどさ』
貴「頑張ってみます。いないかもですけd…」
待て。いるぞ。1人いるぞ。
私はキッチンからマルコ兄を眺めた。
バチッと視線が交わる。
貴「見つけましたー。明後日連れていきます」
櫻『まじ!?助かるわー。』
お、俺!?みたいな顔で口を開いてるマルコ兄も
可愛すぎて死ねる。
貴「でもスマホ買ってくださいね」
櫻『…え。』
そのぐらい余裕でしょう。
社長なんだから。
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文ストオタクの一般人 - 一般人の私が!?読んできました!話がつながるとより感動しました! (2023年4月13日 22時) (レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 落とすぞい☆ マジ勘弁☆がめっちゃ面白かったですw! (2023年4月12日 19時) (レス) @page42 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - アクマノミさん» おぉ!嬉しいです!最初よりは文章力は上がったかな?wこれからも宜しくお願いします! (2017年6月16日 19時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
アクマノミ - 初めまして! この作品すごく面白いです! 一般人のところから一気に読んじゃいました(笑)。更新待ってます♪ (2017年6月16日 19時) (レス) id: 05ce8ae57c (このIDを非表示/違反報告)
カオP(プロフ) - ゆきさん» 頑張ります! (2017年4月25日 20時) (レス) id: a58cb6e1ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かおぴー | 作成日時:2017年4月18日 2時