story 63 ページ32
床が崩れてそこから現れたのは
百夜優一郎だった。
彼は鬼呪装備を発動させて吸血鬼に剣を振りかざした。
それでもその剣を軽々と防いだ吸血鬼。
吸血鬼が何かを言ったようでムキになる。
百夜は何度も攻撃するが軽々と止められる。
.
そんな戦いを見ていると、ふと背後に隙が
できているように思えた。
私は王明華の力を解放して素早く吸血鬼の背後に
移動した。
吸血鬼は百夜の攻撃を止めるのに夢中になっていた。
鬼呪装備を吸血鬼に向けて突き刺そうとしたとき。
.
「クローリー様!」
『…っ』
何処からか現れた別の吸血鬼が私の斧槍を
止めてしまった。
.
(まさか…この吸血鬼も貴族?)
相手は女の吸血鬼で、自信に満ち溢れている
表情をしていた。
気づくと先程まで百夜と戦っていた吸血鬼は
兄さんの近くまで歩み寄っていた。
「馬鹿野郎!!お前たち、早く逃げろ!!」
私の耳にグレン兄さんの叫び声が聞こえる。
(置いてなんて行けない…っ)
.
今の力を目の前の吸血鬼にぶつけて戦った。
そう。戦っている途中だったんだ。
.
.
「グレンは置いていく」
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さーや - とても面白かったですよ! 占ツク辞めてしまうのですか?(泣)寂しいです…また書いて欲しいです… (2017年6月23日 18時) (レス) id: 7263ba1e06 (このIDを非表示/違反報告)
深華 - 昨日から読み始めましたが、とっても続きがきになります( ゚д゚)クワッ!楽しみに待ってますね(*^-^*)♪これからも頑張ってください!! (2015年11月3日 16時) (レス) id: 237ed74bc0 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 暁の吸血鬼2、おめでとうございます!いつも楽しく読ませてもらってます!どうなるかめっちゃ気になる、、!テスト期間やのに!(笑)更新頑張ってください!応援してます!大好きです! (2015年7月4日 16時) (レス) id: 8017bac195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こころ | 作成日時:2015年7月4日 0時