story 62 ページ31
『はぁ…はぁ…』
さっきの人質を救うために鬼呪装備を使って
少しだが体力が奪われたようだった。
(頑張れ私の体…早く2人の元へ…)
戦いに備えての力を残しながら走る。
長い廊下を駆け抜けて角を曲がろうとした時だった。
.
.
ドゴォォン!!
.
再び激しい熱風と崩れた瓦礫が吹いてきた。
間一髪で飛んできた瓦礫を避けて前を見ると
ボロボロになりながら戦う2人と貴族の吸血鬼の
姿が目に入った。
『グレン兄さん!!深夜さん!!』
「おま、A!?どうして此処にいる!?」
私の姿を見るなり驚いた表情をする2人の後ろで
吸血鬼が剣を振りかざそうとした。
『王明華…っ!!』
素早く移動し鬼呪装備で吸血鬼の剣を止める。
「Aちゃん!!君は早く逃げるんだ!!」
深夜さんの焦ったような声が聞こえた。
鬼呪装備を使ってもこの強さ。
目の前の吸血鬼の剣を防ぐのに精一杯な自分。
『嫌です…!!お2人を置いては行けません!!』
力を込めて吸血鬼の剣を振り払った。
その勢いで少しだけ後ろに戻った吸血鬼。
「ん?あれ、君は確かフェリドくんの…」
何かを考える素振りを見せた吸血鬼。
その隙をついて攻撃を仕掛けようとする。
すると、床が壊れて何かが向かってきた。
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さーや - とても面白かったですよ！ 占ツク辞めてしまうのですか？（泣）寂しいです…また書いて欲しいです… (2017年6月23日 18時) (
レス) id: 7263ba1e06 (このIDを非表示/違反報告)
深華 - 昨日から読み始めましたが、とっても続きがきになります( ﾟдﾟ)ｸﾜｯ！楽しみに待ってますね(*^-^*)♪これからも頑張ってください！！ (2015年11月3日 16時) (レス) id: 237ed74bc0 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 暁の吸血鬼2、おめでとうございます！いつも楽しく読ませてもらってます！どうなるかめっちゃ気になる、、！テスト期間やのに！（笑）更新頑張ってください！応援してます！大好きです！ (2015年7月4日 16時) (レス) id: 8017bac195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こころ | 作成日時：2015年7月4日 0時
