story 61 ページ30
立ち尽くした私の肩を優しく叩いたのは十条大佐。
「私たちにできることをしましょう」
『十条大佐…。はい…っ!!』
.
私は深呼吸をして、鬼呪装備を手に取る。
(お願い、王明華。力を貸して…)
私たちも名古屋市役所に向かった。
五士大佐の幻想で多くの兵を映し出し
吸血鬼と戦わせた。
その隙をついて、私たちは人質を救出する。
.
.
＿＿＿ドゴォォン!!
.
背後で何が壊れるような音がした。
人質を救いながらもそちらに視線を向けると、
貴族が部屋の中を見るようにして立っていた。
(グレン兄さん…深夜さん…)
大丈夫と言った兄さんの姿が何度も蘇る。
私自身にも何度も言い聞かせても、
心臓がバクバク鳴っているのが分かる。
(信じないと…兄さんを、深夜さんを…っ)
頭では信じてるはずなのに
気づいたら私は館に体を向けていた。
「A!?何をしてるの!!」
十条大佐が私を呼び止める。
『…すみません大佐。
私はやっぱり2人の元に行きます!!』
十条大佐の言葉を押し切って館の中へと走った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 281人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さーや - とても面白かったですよ！ 占ツク辞めてしまうのですか？（泣）寂しいです…また書いて欲しいです… (2017年6月23日 18時) (
レス) id: 7263ba1e06 (このIDを非表示/違反報告)
深華 - 昨日から読み始めましたが、とっても続きがきになります( ﾟдﾟ)ｸﾜｯ！楽しみに待ってますね(*^-^*)♪これからも頑張ってください！！ (2015年11月3日 16時) (レス) id: 237ed74bc0 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - 暁の吸血鬼2、おめでとうございます！いつも楽しく読ませてもらってます！どうなるかめっちゃ気になる、、！テスト期間やのに！（笑）更新頑張ってください！応援してます！大好きです！ (2015年7月4日 16時) (レス) id: 8017bac195 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こころ | 作成日時：2015年7月4日 0時
