story 33 ページ37
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「お姫様は、吸血鬼ってことですね」
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吸血鬼の言葉に、私と深夜さんは固まる。
(私が…吸血鬼…?)
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『……はは…』
「Aちゃん…?」
急に、吸血鬼の言葉に笑いたくなってきた。
『私が…吸血鬼?
そんなことあるはずないじゃない＿＿』
「果たして…そうかな〜?もうすぐ分かるよ」
そう言い捨てて、
吸血鬼は窓から外へ飛んでいった。
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『…はぁ…っはぁ…』
吸血鬼が帰っても、私の胸の痛みは止まない。
呼吸するのもやっと。
「Aちゃん大丈夫!!?」
優しく背中をさすってくれる深夜さん。
『…あ…大丈夫…で…っ』
深夜さんは私を抱きしめる。
「Aちゃん、落ち着いて…
ゆっくり深呼吸をしよう」
深夜さんに言われて、深呼吸をする。
『…はぁ…っ』
「どう?」
心配そうな顔で、覗いてくる深夜さん。
(少し…落ち着いた…かな…)
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『はぁ…はぁ…っっ…』
いきなり痛みが増す。頭がボーッとしてくる。
そのせいか目が霞んできた。
「Aちゃん!!?」
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(…っ…しい…。
血が…っ…欲しい…っ)
私は何を考えてるんだって思った。
それでも衝動は止められない。
『…はぁ…っ』
「Aちゃん…っ!!?」
だんだん息をするのも辛くなってきた。
チラッと深夜さんの首筋を見る。
すると、すごい衝動にかられてしまった。
深夜さんの首筋に顔をもっていき、
血を吸おうとしたのだ。
ｶﾞｯ
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その時、頭に強い衝撃が走った。
そして意識を失う前に私が見たのは、
鬼を発動させていたグレン兄さんだった…。
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spinel - はじめまして、spinelと言います。小説、読みました！！深夜様〜！格好良すぎですよ〜！大好きです！！これからも深夜様との甘甘な絡みが読みたいです！･･･グレンとの取り合いも？ 更新、頑張ってください！！応援してます！！長文長々と失礼致しました。spinelより (2016年2月9日 15時) (
レス) id: 5b70d27e93 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - はじめまして！深夜大好きなので読ませてもらっています！展開もとても好きですこれからも更新楽しみにしています！ (2015年7月1日 7時) (レス) id: ba35cc936f (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - すごい最高です！こうゆう展開、だいすきてす！深夜もフェリドもカッコ良すぎてやばいです笑更新頑張ってください！応援してます！結末、楽しみにしています！(*´ω｀*) (2015年6月29日 2時) (レス) id: 8017bac195 (このIDを非表示/違反報告)
いろろ(プロフ) - 私も深夜君が好きなので更新がんばってください！！ (2015年6月25日 14時) (レス) id: 80220d7a93 (このIDを非表示/違反報告)
美音萌美(プロフ) - すっごく面白いお話ですね！私も深夜くん好きなんで！更新頑張ってください!!!! (2015年6月22日 4時) (レス) id: f2e03fba75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こころ | 作成日時：2015年6月21日 13時
