暁の吸血鬼【柊深夜】

Prologue ページ2

人類がほぼ滅亡した日本＿＿＿＿



吸血鬼やヨハネの四騎士までもが

活発に地上に出てくるようになった。



その為、日本帝鬼軍は毎日のように出動し、

吸血鬼を倒す。




そんなときだった＿＿＿＿





-柊家-


グレンの頼みで調べものをしていた僕。


その日は柊家には僕以外いなくて、

静まりかえっていた。






「さてと…もう少し調べようかな」


書斎から出ようとした…



.


.


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『キャッ!!!』



書斎を出ようとしたら人とぶつかってしまった。


(あれ…でも家には僕だけじゃ...?)




そんな疑問を持ちつつも、

倒れた少女に手をさしのべる。




「ごめんね、大丈夫だった?」



その少女は僕の手を取り、立ち上がった。



.


.


『あ、ありがとうございます。すいません、


前をよく見てなかったので…』




少女が顔をあげた。



.


.


.



＿＿＿＿透き通る白い肌

＿＿＿＿綺麗な紫色の瞳

＿＿＿＿さらさらな黒い髪




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.


『ぶつかってしまってすいませんでした!!


あの…私、一瀬Aと言います』


少女はお辞儀をして名乗った。



「僕は、柊深夜だよ」


『柊…深夜さんですね。

そちらこそお怪我とかありませんか?』



ﾄﾞｷｯ


何故だろう…少女に名前を呼ばれたとき＿＿＿＿



胸があつくなったのは…



.

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