第４話「人生万事塞翁が虎��」 ページ4
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川で出会った少年、敦の要望によりとある店に来ていた
本人は何杯もの茶漬けを平らげていく
国木田「おい太宰、早く仕事に戻るぞ」
国木田君が机をトントンと叩きながら言う
国木田「仕事中に突然「良い川ね」とか云いながら川に飛び込むやつがいるか、おかげで見ろ、予定が大幅に遅れてしまった」
キッと私を睨んでくる
太宰はさらに挑発する
A「国木田君は予定表が好きねぇ」
するとバンッ！と机を叩きながら言う
国木田「これは予定表では無い!!理想だ!!我が人生の道標だ、そしてこれには「仕事の相方が自 殺嗜癖」とは書いていない」
はいはいと聞き流す太宰
敦「ぬんむいえおむんぐむぐ？」
国木田「五月蝿い、出費計画の頁にも「俺の金で小僧が茶漬けをしこたま食う」とは書いていない」
敦「んぐむぬ？」
国木田「だから仕事だ!!俺と太宰は軍警察の依頼で猛獣退治をー」
A「君達なんで会話できてるの？」
〜数十分後〜
敦「はー食った！」
敦の前には皿が何個も積み重なっている
敦「もう茶漬けは十年は見たくない！」
国木田「お前……(怒)」
敦「いやほんっとーに助かりました！」
「孤児院を追い出され、横浜に出てきてから食べるものも寝るところもなく……あわや斃死かと」
敦は眉を下げ乍話す
A「ふぅん、君 施設の出なの」
敦「出というか……追い出されたのです、経営不振だとか事業縮小だとかで」
A「それは薄情な施設もあったものね」
と、太宰が言うと
国木田「おい太宰、俺たちは恵まれぬ小僧に慈悲を垂れる篤志家じゃない、仕事に戻るぞ」
と、国木田が言った
敦「お二人は……何の仕事を？」
A「なァに……探偵よ」
ドヤ顔で言う太宰に敦はポカンとする
国木田「探偵と云っても猫探しや不定調査ではない」
「斬った張ったの荒事が領分だ」
と言い懐にしまってある銃をチラッと見せた
国木田「異能力集団「武装探偵社」を知らんか？」
＊＊＊＊＊
今更ですが、タイトルに使っている「人生万事塞翁が虎」の読み方って知っている方いらっしゃいませんか？
最初からタイトルに使っといてなんですけど、実はまだ知らなくて……
Google先生で検索しても分からず…
(見逃している可能性あり)
知っている方はコメントで教えて下さると嬉しいです！
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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張ってください^_^ (2019年10月18日 14時) (
レス) id: fb97b4034b (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぎん - いつも楽しみにしていたんですが、終わってしまったんですか？ (2019年10月1日 22時) (レス) id: a6cf5bad43 (このIDを非表示/違反報告)
コアラ★(プロフ) - カレー粉さん» いえいえ、更新頑張ってください！ (2019年9月8日 17時) (レス) id: 2362e16475 (このIDを非表示/違反報告)
カレー粉(プロフ) - コアラ★さん» コアラ★さん、コメントありがとうございます！そうやって読むんですね！勉強になりました！ありがとうございます！ (2019年9月8日 15時) (レス) id: b693a82bfd (このIDを非表示/違反報告)
コアラ★(プロフ) - じんせいばんじさいおうがとら です。 元々は“人生万事塞翁が馬（じんせいばんじさいおうがうま）”という故事ことわざで、人生何が起こるかわからないという意味です。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 2362e16475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逢沢 小瑶 | 作成日時：2019年9月6日 14時
