第１６話「ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス�◆� ページ17
NO side
A「じゃ私は？」
敦「太宰さんは……」
ニコニコ笑っている太宰を見つめる敦
敦「(……なんか 容姿だけ見たら バーのマスターとかやってそう…)」
A「あ 今「バーのマスターとかやってそう」って考えなかった？」
そう云った太宰に敦は (え、エスパーか何か……？)
A「よく言われるのよね〜」
ナオミ「確かにやってそうですものね ''容姿だけ見たら''」
A「それもよく言われる」←
谷崎「ボクも最初はそう思いましたけど 違うんですよね？」
敦「……」
他に何かやってそうなのは……と考える敦
国木田「無駄だ小僧 武装探偵社の七不思議の一つなのだ こいつの前職は」
谷崎「最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ」
A「そうなのよね 誰も中てられなくて懸賞金が膨れ上がってる」
カップの中をスプーンでくるくる混ぜながら云う太宰
国木田「俺は溢れ者の類だと思うがこいつは違うと云う しかしこんな奴が真面な勤め人だった筈がない」
スプーンをパクっと咥える太宰
敦「ちなみに懸賞金って如何ほど…」
A「参加する？賞典は今＿＿七十万よ」
敦は目をギラギラさせながら勢いよく立ち上がる
ビクッと反応する谷崎
敦「中てたら貰える？本当に？」
A「自 殺主義者に二言はないわ」
敦「勤め人」
A「違う」
敦「研究職」
A「違う」
敦「工場労働者」
A「違う」
敦「作家」
A「違う」
敦「役者」
A「違うけど 役者は照れるわね」
頬に手を当て顔を赤くしながら云う太宰
敦は答えが分からず「うーん」と唸っている
国木田「だから本当は浪人か無宿人の類だろう？」
呆れたように云う国木田
A「違うわ この件では私は嘘など吐かない」
太宰はスっと立ち上がる
A「うふふ 降参かしら？じゃ此処の払いは宜しくね ご馳走様〜♪」
敦「あっ」
すると、谷崎の携帯が鳴る
谷崎「うン？ハイ……え 依頼ですか？」
〜探偵社〜
片方のソファーには金髪の女性がちょこんと座っている
もう片方のソファーには谷崎が座り、後ろには先程の面子がズラリと並んでいる
依頼人「……」
谷崎「……あの えーと調査のご依頼だとか それで……」
A「美しい……」
太宰が谷崎と依頼人の間に割って入り、依頼人の手を握る
A「睡蓮の花のごとき果敢なく そして可憐なお嬢さんね」
依頼人「へっ！？」
第１７話「ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス��」→←第１５話「ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス� �
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張ってください^_^ (2019年10月18日 14時) (
レス) id: fb97b4034b (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぎん - いつも楽しみにしていたんですが、終わってしまったんですか？ (2019年10月1日 22時) (レス) id: a6cf5bad43 (このIDを非表示/違反報告)
コアラ★(プロフ) - カレー粉さん» いえいえ、更新頑張ってください！ (2019年9月8日 17時) (レス) id: 2362e16475 (このIDを非表示/違反報告)
カレー粉(プロフ) - コアラ★さん» コアラ★さん、コメントありがとうございます！そうやって読むんですね！勉強になりました！ありがとうございます！ (2019年9月8日 15時) (レス) id: b693a82bfd (このIDを非表示/違反報告)
コアラ★(プロフ) - じんせいばんじさいおうがとら です。 元々は“人生万事塞翁が馬（じんせいばんじさいおうがうま）”という故事ことわざで、人生何が起こるかわからないという意味です。 (2019年9月8日 0時) (レス) id: 2362e16475 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：逢沢 小瑶 | 作成日時：2019年9月6日 14時
