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母「 臣ー！起きてるの ？
早くご飯食べなさい！遅刻するわよー！」
母さんが階段のところから呼んでいる声が聞こえる 。
俺は適当に返事をして 、急いで着替えた 。
臣「 なぁ 、もう行くから電話切るぞ 」
「 え ー！なんでよ ！つまんない ！」
臣「 朝からこんなに話してたら充電無くなるよ ？
充電中は電話できないんだからさ 。」
俺がそう言うとAはピタリと話すのをやめて
「 学校の休み時間にも電話していい ？」
とだけ言って電話を切った 。
臣「 ん 、 いいよ」
俺はその場で答えた 。
電話は切れていても 、Aは俺の傍にいるはずだから 。
聞こえているだろう。
Aと電話を切った後は 、
それまでの会話が嘘だったかのようにしんと静まり返る 。
俺の周りから音が消えたような気がした 。
Aはきっと俺の傍にいる 。
それでも俺からは見ることが出来ない 。
臣「 ・・・ 。」
Aとの電話が終った後はいつも
一人になってしまったような気分になった 。
臣「 A … ？ 学校行ってくるな 。」
俺は何もない空間に話し掛け 、部屋を出た 。
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作者名：_
| 作成日時：2014年12月12日 19時
