星に溺れる (ページ8)

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「へぇ？ふーーん？それで？」

ニコニコと、まるで張りつけたような笑みを浮かべながら表情とは裏腹にステーキのお肉をナイフで突き刺した

行儀悪いし、怖

ホント親バカならぬ弟バカ

神宮寺がこうなったのはこの前の酔った廉くんの"家来る？"が原因で、ちゃんと神宮寺に迎えを頼んだのに何故か怒られてるというわけ

「だからちゃんとお前に電話しただろ！手を出したならともかくさ」

神「当たり前。そんなことしたら絶交するから」

「大体さ、廉くんが距離感おかしいんだよ。あんな出来上がった状態で家くる？って言われたら襲われても文句言えないからな」

襲わないどころかちゃんと連絡してあげたんだから褒められこそすれ怒られる筋合いなくない？

怒られる意味が分からない

神「まぁ、廉の距離感には思うとこあるけど」

「だろ？」

神「でも、それとこれは別」

「はぁ？なんでだよ！」

そんなに心配なら本人に言えばいいし、非がない俺に当たってくるのはどう考えてもおかしい。

どうしようもないし、気をつけようがないだろ

そんな風にテーブル越しに神宮寺と終わらない言い争いをしていると

「あの、俺もいるんだけど.......」

すました顔でカクテルを呑んでたかと思えば、途中から無言で百面相してた廉くんがそっと口を開いた

その言葉に同時に喋るのをやめる

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