ひゃくはちじゅうさん ページ38
それから緑谷くんが先輩が出てくる位置を予想出来てたんだけど……あえなく撃沈。みんなもやられてしまって…。
先輩が圧倒的だったっていうことしか分からなかったよ。“個性”だって予想できないし。
｢すみませんね、女性陣！…とまぁ、こんな感じなんだよね｣
｢訳分からず、全員が腹パンされただけなんですが…｣
苦しそうに緑谷くんがそう言う。みんなもお腹を押さえてて、本当に痛そうだ。
先輩が投げかけた問いにみんなが騒ぎ出す。
確かに、先輩の“個性”強そうだったなあ。どんな“個性”なんだろう？轟くんみたいな感じかな？
｢すり抜けるし、ワープだし！轟みたいなハイブリッドですかあ！｣
｢いや、1つ！｣
驚いて目を見開くと、波動先輩が手を挙げる。
｢はーい！私知ってるよ、“個性”！｣
言っていい、と確認をとってその返事がくるまえに先輩はまた口を開いた。
｢透過！｣
透過？すり抜けるのは説明つくけど、瞬時に移動したあれは？どうやってるの？透過の付加価値でワープできるの？
それから通形先輩が自分の“個性”について説明してくれる。ワープは応用らしいけど、一体どういう原理？
｢どういう原理でワープを？｣
緑谷くんが先輩にそう聞く。興味津々で頷けば、先輩はきちんと説明してくれた。
曰く、全身“個性”発動すると地面もすり抜けて、落ちる。そして、“個性”を解除すると、地中から弾かれるらしい。それが移動の原理。移動先は体の角度とかを変更して変えているんだって。
すごいよね！どれくらい移動するのか、全部試してみないと分からないことだ。
｢ゲームのバグみたい｣
三奈ちゃんが頬を膨らませると、先輩は笑う。
梅雨ちゃんが先輩の“個性”を強い、と言うと先輩はこう言った。
｢強い“個性”にしたんだよね。“個性”発動中は肺が酸素を取り込めない。吸っても透過しているからね｣
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怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
