ひゃくななじゅうきゅう ページ34
｢イレイザーヘッド！安心してください！大トリは俺なんだよね！前途──！！？！？｣
前途？
耳に手を当てて期待したように聞くその人。意図が理解できなくて、首を傾げていた。みんなも同じみたいで、静まり返る。
｢多難──っつってね！！よォし、掴みは大失敗だ！！｣
そう言って笑う先輩。
言ったら悪いかもだけど、ビッグ3って感じしないよね。でも、ビッグ3って言われるくらいだから、すごいはずなんだ。すごく気になる！
｢まァ、何がなにやらって顔をしてるよね。必修ってわけでもないインターンの説明に突如現れた3年生だ。そりゃワケもないよね｣
そのあと、1人でブツブツと話し出すその先輩。突然腕を上げると、こう言った。
｢君たちまとめて、俺と戦ってみようよ！｣
瞬間、大絶叫が響く。
わたしは大歓迎だよ！こんな機会滅多にないし、何より体動かしたーい！勝己くんが相手できないから体訛りそうだし！
｢俺たちの経験をその身で経験した方が合理的でしょ？｣
そう言って先生に許可を求める先輩。OKが出て、体操服に着替えた。
楽しみだなー！
＊＊＊
所変わって体育館。
目の前で準備体操を念入りにしている先輩を見て、わたしも身体をほぐす。
｢あの、マジすか？｣
｢マジだよね！｣
いいね、先輩ノリいい！わたし、そういうの大好き！
ニコニコ笑っているわたしを見て、響香ちゃんは呆れたようにため息をついた。
｢インターンについては形式的にこういう具合でとっても有意義です、と…語るだけで十分だ…｣
壁の方を向いたまま、天喰先輩が話し出す。
上昇志向に満ちているわけではないから、立ち直れなくなったらいけないって心配してくれてるみたいだ。いい人なんだね。
｢あ！聞いて！知ってる！昔挫折しちゃってヒーロー諦めちゃって、問題起こしちゃった子がいたんだよ！知ってた？｣
三奈ちゃんの角を触りながら、波動先輩がそう言った。辛いよー、と続ける先輩。
常闇くんがそれに待ったをかけて、切島くんが反論した。
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怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
