ひゃくよんじゅうきゅう＋感謝 ページ4
物間くんがうんたらかんたら〜って話してるのを他所に緑谷くんに近寄る。ソールを見せてもらって、説明もしてもらった。
すごいな、発目さん。もう1回ちょっとお話に行こうかな。
説明をし終えた緑谷くんの顔が引き攣る。わたしの後ろを見たまま、固まってるんだけど。
恐る恐る振り向くと、物間くんが立っていた。首を傾げると、肩を揺らして口を開く。
｢と、トレーニング用に“個性”を…借りてもいいかな…？｣
｢｢物間ァ！？！？｣｣
みんなから一斉に名前を呼ばれた物間くん。
いや、さっきと態度違うよね？煽り満載だったじゃん。どうしたの。
｢いいけど、大丈夫？｣
｢何がァ！？僕はおかしくないけどぉ！？ほんっとA組のやつは失礼だな！！｣
｢いや、そうじゃなくて…｣
それもあるけど、そっちじゃないんだよ。
｢吐血くらいは覚悟してもらわないと｣
サッと顔を青ざめさせる物間くん。人差し指を立てて、続きを話した。
｢わたしの“個性”が発現した時には体が出来上がってないせいもあって、毎日吐血してたし。だから、そんなにすぐには扱えないと思うよ？｣
それでもいい？と首を傾げる。さらに顔を青くした物間くんは首を振った。
賢明な判断だと思うよ。
そんな話をしたせいで、わたしの後ろの人がソワソワし始める。
緑谷くんの方を窺ってみると、目をキラキラさせていて。普段と立場が逆転しているようにしか思えない。
いつもはわたしがいろいろ聞く方なのに、今は緑谷くんがいろいろ聞きたそうな雰囲気だ。
ゆっくりと視線を逸らす。
今聞かれても、ね……。あとでちゃんと説明するから、今はやだよ。
｢降魔さん、｣
｢うー、分かってるよ！｣
詰め寄られると拒否できないじゃん…。
…あんまり言いたくないことなんだけどな。だって、あまりにもひどい思い出なんだもの。
あとで、と約束して更衣室に向かった。
＊＊＊
お気に入り登録400人突破しましたァ！！！！
え、やばないですか？？？え、え、ええ？？
みなさん降魔ちゃん大好きかよ！！私も好き！！！
本当にありがとうございます！！
感謝しすぎてハゲます……。
お財布の紐をなくしたおばかさん(怜)より。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 562人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
