ひゃくろくじゅうきゅう ページ24
あの後、話は纏まらなくてなあなあになった。
心操くんと手合わせくらいの予定はちゃんと決めておきたかっただけど、飯田くんに急かされたからね。委員長の言うことはちゃんと聞きますよ。
それから、グラウンドに行って並んだ。やっぱり、雄英ってマンモス校だよね。
辺りを見渡しながら、始業式が始まるのを待っているとすぐに始まった。校長先生の話はすごく長くて、だんだんと眠くなってくる。立ちながら寝れそうだよ……。
一際大きく欠伸をすると、気になる単語が聞こえた。“
ソワソワとしながら校長先生の話を聞いていると、それ以降ヒーローインターンについて話されることなく終わった。
わたしはヒーローインターンが気になって仕方ないよ。こんなの生殺しだ。
それから上の空で始業式を過ごしていると、漸く最後だと言われた。注意事項があるんだって。
ハウンドドッグ先生が前へ出ると、唸りながら話し始める。いや、何言ってるか分かんないよ。
最後に遠吠えをしたハウンドドッグ先生を落ち着かせて、ブラドキング先生が代弁した。
最初からそうしてた方が早かったのでは？
というか、勝己くんと緑谷くんのことだよね。問題児ツートップみたいな感じだ。
｢それでは3年生から教室へ戻って──…｣
あ、終わった。
3年生が戻っていくのを見ながら、また欠伸をする。今日はなんだか眠いんだよね。
＊＊＊
教室に戻って、先生の話を聞く。
いっぱい欠伸をしているわたしをお茶子ちゃんが心配そうに眺めた。手を振って応えると、安心したように笑う。
教壇の方に意識を戻すと、梅雨ちゃんがヒーローインターンについて、先生に質問していた。
パッと目を開いて、集中する。だって、気になってたんだもん！わさわさ、と髪を掻き撫でた先生は口を開いた。
｢平たく言うと、“校外でのヒーロー活動”。以前行ったプロヒーローの下での職場体験…その本格版だ｣
ほほお……！なるほど！いいねえ！わたしもやりたい！
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怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
