ひゃくよんじゅうはち ページ3
四日後──。
コスチュームも所々変えて、今日もトレーニング！なんだけど……。
｢必殺技？必殺技〜？んんん？｣
｢まだ決まってねえのかよ｣
勝己くんが呆れたようにそう言う。
インスピレーションがわくかなっていろんな人の必殺技を見てるんだけど。全然ダメだー！こう、ピンとこない！
うーうー、呻くわたしにデコピンをして立ち上がる勝己くん。額を押さえて見上げると、勝己くんがある構えを取った。
また技思い浮かんだの？じゃあ、参考にさせてもらおうかな。
筒状にした手の中が光る。
なるほど、一点集中か。わたしもそうしたら……。いや、街ごと破壊なんて良くないよ。
そう考えながら見ていると、爆破がコンクリートを貫いた。
｢はっはァ！出来たァ！！｣
勝ち誇ったように笑う勝己くん。
コンクリートをマジマジと見つめた。亀裂が走ってる。大丈夫かな？
視線を逸らした時、パキピキッとコンクリートが悲鳴をあげた。瞬きした後にはもう遅い。大きな欠片が落ちた。
あ、と声を漏らす。下にはオールマイト先生が……。
｢あ、オイ上！！｣
わたしがシールドを貼るのが早いか、瓦礫が激突するのが早いか。そんなスレスレなところ、緑谷くんが飛び出した。振り抜いた足が瓦礫を破壊する。
おお！すごい威力！
｢大丈夫でしたか！？オールマイト！｣
ここまで聞こえてきた緑谷くんの声。
なんか、成長したなあって思わせるような声だ。コスチュームも少し変わってるし。
｢気ィ付けろや、オールマイトォ！！｣
勝己くんがそう声を上げる。眼下を確認してから、振り向いて向こうに歩いていった。わたしは緑谷くんのコスチューム確認しに行こっと。
バッと翼を広げて、先生の隣に降り立った。
｢そこまでだ、A組！！！｣
あれ、もう交代の時間？きょと、と扉を見るとB組の人がぞろぞろと入ってきた。
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怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
