ひゃくごじゅうきゅう ページ14
side：夢主
＊＊＊
控室でのんびりと過ごしているとアナウンスが聞こえる。
1人で120人脱落させたなんてすごい！誰だろう？雄英じゃないよね？
轟くんは多分そんなに脱落させないはず。爆豪くんだって意外に慎重だから、一度にそんなに相手しないと思うし…。
うんうん唸っているとガチャリとドアが開く。
そこから顔を覗かせたのは、えっと……夜嵐イナサっていう人だ！推薦トップで入学辞退！
｢俺より速い人！！｣
ビュンッと近づいてくると手を取られてぶんぶんと振られる。…腕もげちゃう……。痛い…。
顔を顰めていると、ピタッと動きが止まった。
｢すいァっせん！！！｣
｢い、いいから手を……｣
すぐに離された手。軽く手を振って、笑みを浮かべる。
いい機会だから、少し話をしてみよう。
｢わたし、降魔A。よろしくね、夜嵐くん｣
｢俺の名前知ってるんスか！？｣
｢先生が言ってたよ。推薦トップだったのに辞退したって｣
どうして、と首を傾げた。でも、それは彼のウィークポイントだったみたいで。
顔を歪ませる夜嵐くん。あ、と声を漏らした。
｢えっと、なんかごめんね。言わなくていいよ｣
｢いや…そ、そういえば！降魔さんって好きなヒーローいるんスか！？｣
気を使わせたみたいで、変な空気になる。
ううん、やっちゃった…。こういうところは直さないとって思ってるんだけど。どうも、やっちゃうんだよね。
勝己くんにも言われてるんだけど、なかなか直らなくて。気をつけないと。
｢好きなヒーローはね、えっと…イレイザーヘッド、かな｣
｢イレイザーヘッド？｣
照れて頬を掻きながら言うと、疑問符をつけた返答が返ってくる。
アングラ系ヒーローらしいから、分からないのも無理ないかも。
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怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
