ひゃくごじゅうはち ページ13
その少しあと、２〜３個ターゲットを光らせて適当な人を脱落させた。多対一は慣れてるから、余裕だったよ。
それから指示通りに控室へ向かう。
｢ようやく一人目の通過が…おお！？雄英！さすがは名門校ですね｣
そんなアナウンスが響く。1番もらっちゃった！
ふふ、と笑いながら、控室に入った。
あ、みんながいないから暇だ！どうしよう！
＊＊＊
side：相澤消太
＊＊＊
｢お、イレイザー！一人目の通過、雄英だってよ！｣
｢ああ｣
一人目、雄英。そうか、降魔だろう。
ずっと話しかけてくるジョークを他所に、控室の方へ目をやる。分かりやすい黒のコスチュームが見えた。
こいつには簡単すぎる試験だな。団結やら連携やら情報力なんざ、関係ない。
それらを補う能力もあるが、この試験だけだったら、降魔は使わないだろうな。
圧縮訓練でさらにパワーアップしたあいつなら、仮免試験ですら簡単にクリアしてしまうんだろう。
｢なあ、イレイザー。お前、恋してるな？｣
｢…何言ってんだ｣
図星をいきなりつかれて、息が詰まる。ため息を吐くことで誤魔化した。
それでも、誤魔化しきれなかったらしく、ニヤけるジョークが視界の端に映る。
どうするべきか。ジョークは執拗いからな。だからといって、ジョークに話そうと言う気は無い。
これは俺だけのものだ。
｢はぁ〜ん、なるほどなあ！｣
｢うるさい｣
｢あのイレイザーがなあ！｣
｢うるさい｣
ニヤニヤと笑うジョークを無視することにして、眼下に目を落とした。
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怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
