ひゃくごじゅうなな ページ12
｢先着で合格なら…同校で潰し合いは無い…むしろ手の内を知った仲でチームアップが勝ち筋…！皆！あまり離れず、一かたまりで動こう！｣
緑谷くんがそう言っているのを聞きながら、辺りを見渡す。
勝己くんがどこかに行って、切島くんがそれに着いて行った。うん、勝己くんは心配ないかな。
轟くんを走ってどこかに行っちゃったし、わたしもいいよね？
｢というわけで、みんな後でね〜｣
｢Aちゃーん！？｣
手を振りながら、人がいるところに走った。
みんななら、合格できるって信じてるからね！
｢4……、3……、2……、1……、START！！｣
キュ、と足を止める。周りには人の山。
大丈夫？わたし、体育祭出てないから、“個性”分からないでしょ？他の人を狙えば良かったのにね。
｢おい、あいつも雄英だ！狙え！｣
｢“個性”なんだ！？｣
｢知ってるやついんのか｣
交わされる会話すら、どうでもいい。
ボールを取り出して、身体強化。そして……。
｢1人目、もーらいっ！｣
1つのボールを手に、近くにいた人のターゲットを3つ光らせる。ふふん、油断はダメだよね。
驚いて目を見開いているその人にウィンクをして、2人目を探す。
｢えー、現在まだどこも膠着状態…通過0人です｣
そんなアナウンスが聞こえた。
じゃあ、1番貰っちゃおっかな。
パラパラと崩れていくボール。熱くなって握りしめたら、こんなになっちゃった。それを見て、喉を引き攣らせる周りの人。
2つ目のボールを右手に持って、わたしの5m前にいる人に肉薄した。1つのターゲットを光らせると、慌てて“個性”を発動させる。それを避けた先に誰かがいて、それを踏み台に空に飛び上がった。
ここで翼を広げるのは不利。
そう思って重力魔法で浮く。ここでまた、辺りがざわめいた。
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怜(プロフ) - monsterさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえるなんて光栄です！！これからも頑張りますので、応援お願いします！！！！夜分遅くに失礼しました。 (2018年11月4日 23時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
monster - 深夜に、失礼します。今日、一気読みしました！それほどおもしろい作品です！これからも、更新、頑張ってください！応援してます！ (2018年11月4日 22時) (レス) id: 5382ffa71d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年10月16日 14時
