十四個目の枕 ページ15
すーすー、と息をするその人に合わせて前髪が揺れる。
身動きが取れないから、時計が見れない。
今、何時だ？
俺が寝過ごすなんてありえないから、きっとチャイムは鳴ってないはずだ。
寝る前は顰められていた顔も、今は緩められていて安心する。
目が冴えて眠れなくなった俺は、先生の頬をつついて遊ぶことにした。
暇だし、許してくれるだろ。
まず、ツンツンとつつく。
指を押し付けてみる。
まだ起きない。
もうちょっと大胆にいっても大丈夫かもな。
そう思って、頬を引っ張った。
それと同時にチャイムが鳴って、驚いて指を離す。
……とりあえず、起こすか。
｢先生、おはようございまーす｣
ガッチリ抱きしめられたまま、そう呼びかけた。
まあ、これで起きるような人じゃない。
両腕を自由にして、俺に巻きついている腕を剥がす。
ここで苦戦した。
どんだけ力込めてんだよってくらいに強かった。
そのせいで本鈴が鳴る寸前だ。
｢先生！起きろって！チャイム鳴る！｣
｢あー……うっせ…お前も寝ろ｣
｢せーんーせーいー！！マジでやばい！｣
必死に揺らしても起きない。
それどころか、またベッドに逆戻り。
そこで本鈴が鳴った。
｢終わった……サボりだ…｣
｢ん、サボればいいだろ…寝ろ｣
先生は薄目を開けてそう言う。
また巻きついた腕を剥がすのは苦労するだろうな。
仕方なく、俺も目を瞑った。
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桜花 - わああああああああああああ尊いいいいいいいいしんどいよおおおおおおおおお (2018年10月31日 15時) (
レス) id: abc4f31fe6 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 甘喰いさん» ありがとうございます！！千虎くん本当に可愛いのでこれからもどうぞよろしくお願いします！！ (2018年10月30日 14時) (レス) id: 0eee0fe024 (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - 無理...しんどい。尊い....2人とも好き。千虎くん可愛すぎか.. (2018年10月30日 10時) (レス) id: 5ad4215f0b (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - めんたさん» ありがとうございます！！千虎くんと相澤さんにはもっと幸せになってもらうので、お楽しみに！ (2018年10月27日 23時) (レス) id: 0eee0fe024 (このIDを非表示/違反報告)
めんた - 千虎くんかわよすぎ…相澤先生との生活が幸せそうでもう…これからも更新がんばってください！ (2018年10月27日 15時) (レス) id: ca9d716e46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年9月14日 10時
