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混乱している獄寺隼人に跳躍したベルフェゴールがナイフを振りかぶる。小さなボムで緊急回避。まあ、あそこまで距離を詰められていたら、そうするしかないか。
あと6分で爆発を開始するとチェルベッロが言った。
図書館に逃げ込んだ獄寺隼人に追撃するナイフとワイヤー。袋小路に逃げ込むなんて馬鹿なの？ワイヤーを張り巡らされること間違いなしだよ。見てらんないな、とため息をついた。
シャマルとリボーンが説明しているのを流し聞いて、モニターを眺める。
「もっともAは気付いてたみたいだけどな」
「ええっ！？」
「そりゃ気付くでしょ。僕は一度ナイフを間近で見てるんだし」
君たちよりヒントはあったからね。これで気付けなかったらエンティティさまの信者失格だ。強さの他に賢さも必要なんだよ。ただ強いだけでいいなら、そこら辺の脳筋で務まっちゃうし。
「おまえら信者のレベルはそんなに高いのか？」
「さあ。どうだろう。ただ、一癖も二癖もある子たちだよ」
その能力も、生い立ちもね。だからこそ、面白くて愛おしい。素敵な子たちだ。世界を超えて選りすぐりの殺人鬼が選ばれるから、とても刺激的だし。
なんてキラーに思いを馳せていると、ワイヤーが爆発で撓んだ。途中で気付いたんだね。それで火薬を張り巡らせたんだ。ワイヤーを辿ってダイナマイトがベルフェゴールに直撃する。煙が晴れた頃にはベルフェゴールは仰向けで倒れていた。
リングを完成させるために近付こうとする獄寺隼人がふらつく。ああ、出血しすぎてるのか。ベルフェゴールの傍らにしゃがみ込んでリングを手に取った獄寺隼人に掴みかかったのは、気絶していたはずのベルフェゴールだった。
本当にイカれてるね。機会があったら戦ってみたいかも。まあ、すぐイカれることになるんだろうけどね。
「間もなく約束の時間です」
チェルベッロがそう言った途端、爆発が始まる。図書館の推定爆破時刻は約1分後だって。帰ってこれるかな。揉み合いながらリングの取り合いをしている2人を見ながら、笑みを浮かべる。
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怜(プロフ) - リィさん» ありがとうございます！！面白いと言っていただけるとやる気が出ます！まだストックは尽きていないので、今後も早めに更新できると思います。お楽しみに〜！ (2022年10月7日 0時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - あ"ぁ"っ…！楽しみすぎてつらい…！！なんでこんな面白い話を作れるのか疑問です…更新頑張ってください！！ (2022年10月5日 13時) (レス) @page32 id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2022年10月1日 3時
