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家に帰った僕は雨で冷えた体を温めるためにお風呂に入ったあと、そのまま眠ってしまったらしく、目覚まし時計に起こされたのは翌日の朝5時。
リング争奪戦をすっぽかしたことに気付いたあと、どうでもいいかと伸びをした。どうせ僕の戦いじゃなかったんだし。
ただ今日の戦いが誰なのか分からないんだよね。つまり今日は絶対に行かなきゃいけないってこと。もし今日の戦いが僕の番だったとしたら、エンティティさまが整えてくれた舞台を無駄にすることになるし、偽者をつけ上がらせることになる。
それだけは絶対にダメだ。許してなるものか。あいつだけは絶対に。
気が立ってしまいそうになるのを深呼吸で抑えて学校に行く準備を進める。ヒバリさんはディーノさんと修行中で学校にいないからね。草壁さんの負担を減らすためにも僕は仕事をしなきゃ。ヒバリさんが容赦なく回してくる書類仕事のおかげで、ある程度できることも増えてるし。
そんなことを考えている間に準備は完了して、朝7時になった。そろそろ行こうかな、と玄関に向かえば、携帯が鳴る。音の短さからメールだろうと見当をつけて、靴を履きながら携帯を出した。
メールの差出人はリボーンから。今日は嵐戦だということと、今日は絶対に来いという文章を読んで、なぁんだと肩を落とす。僕の番っていつなんだろうね。このままじゃ退屈すぎて死んじゃうよ。
ひとまず了承の返事を出して家を出た。並中に向かう最中、ヒバリさんからもメールが届く。そろそろ戻ると簡潔に書かれた文面はディーノさんとの修行が終わることを示していて、書類地獄の終わりが近付いていることに小躍りしそうになった。
もう本当に大変だったんだから。二度とやりたくないって思うくらいには辛かったんだよ。でももうそれも終わりだ。嬉しいな。やっぱりヒバリさんがいなきゃ風紀委員会は回らないんだね。
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怜(プロフ) - リィさん» ありがとうございます！！面白いと言っていただけるとやる気が出ます！まだストックは尽きていないので、今後も早めに更新できると思います。お楽しみに〜！ (2022年10月7日 0時) (
レス) id: 37b3e8feed (このIDを非表示/違反報告)
リィ(プロフ) - あ"ぁ"っ…！楽しみすぎてつらい…！！なんでこんな面白い話を作れるのか疑問です…更新頑張ってください！！ (2022年10月5日 13時) (レス) @page32 id: 1730b53d16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2022年10月1日 3時
