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約束していた日になって、朝から賢者の島を出て輝石の国に行く。それから汽車を乗り継いで遊園地についたのはお昼過ぎ。今話題の遊園地ってこともあって、かなり賑わっていた。
「お腹が空きました」
「言うと思いましたよ。先にレストランに行きましょうか」
「人やべ〜。A、手ぇ繋ご」
「うん。ここで迷子にはなりたくないな」
入場ゲートでそれぞれチケットを見せると、赤いリボンを配られた。これが優待主だってことを証明するものになるらしい。すぐに見せれるところに付けてくださいって言われたけど、どこにしようか。
それなりに長いリボンを手首につけるアズールを見て、同じようにしようとすれば、フロイドに取られた。
「オレがつけたげる」
「変なとこに付けないでよ？」
「……首って変なとこになる？」
首輪みたいになりそうなんだけど。微妙だなって返せば、フロイドは笑って首にリボンをつけた。
結局そこになるんだ。まあ、見せやすいって思えばいっか。
横でちょうちょ結びをされて、指先でつつく。フロイドは屈んでつけてって催促した。フロイドも首につけるんだ。苦しくないように結べば、ご機嫌そうに笑う。
「お揃いだねぇ」
「うん、お揃いだ」
「すげー可愛いよ」
へにょって笑うから、釣られて微笑んだ。そんなやりとりを見ていたジェイドがずるいって言って、俺の腰を引く。もたれかかると、嬉しそうに目尻を垂らして歩き出した。
マップを見ながらアズールが先導するように歩く。少し足を速めて隣に並べば、どこにしますって地図を傾けられた。どこも混んでるだろうから、どうしようか。
「Aはお腹空いてる？」
「俺はそんなに。でも、ジェイドは空いてるんだろ？」
「ええ。もうお腹が空いてAを食べてしまいそうなほどに」
「馬鹿なことを言ってないで、早く決めなさい」
腰を撫でる手を軽く叩いてアズールから地図を受け取る。覗き込むついでに頬を寄せるジェイド。顔面に地図を押し付けてやろうかと思ったけど、今はやめといてあげようかな。
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怜(プロフ) - ミルクショコラさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます〜！赤面に関しては人それぞれなので新たな知識と言えるかどうかは分かりませんが… (2021年3月30日 0時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクショコラ - あと、自分あんまり赤面とかしないので、あ、耳の後ろから熱広がるんだなぁとか思ってました。新たなる知識を得ました。← (2021年3月27日 22時) (レス) id: 2e73fce6ea (このIDを非表示/違反報告)
ミルクショコラ - わぁぁ…え、ちょ、やばぁ…ｽｯ好きです！！！(大声)この作品を読んでいてめっちゃにやけてしまった…なんか、ホントに好きです。(語彙力)ありがとうございますｯｯｯ！！！ (2021年3月27日 21時) (レス) id: 2e73fce6ea (このIDを非表示/違反報告)
ライカ(プロフ) - こちらこそ！ありがとうございました！ (2021年3月12日 20時) (レス) id: 6cbc74f1c3 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - ライカさん» リクエストありがとうございました〜！ (2021年3月12日 19時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年2月3日 0時
