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翌日。ハロウィーンウィーク7日目を迎えた。朝の状態でパーティーが開かれるかどうか決まるから、少しそわそわしながら薬品庫へ向かうと、マジカメモンスターの姿は一人も見つからない。これならきっと。
きゅ、とズボンが引っ張られた。小さな背丈に合わせるためにしゃがむと、ニコニコ笑顔の男の子が台紙を差し出しながら、口を開く。
「ミイラ男なの？」
「そうだ。悪いやつをカラカラにしちゃうこわーいミイラ男だよ」
「え〜？お兄さん、ぜんぜん怖くないね」
「それは君がいい子だからかな」
台紙にスタンプを押してやって男の子に返す。ふふん、と自慢げな男の子は嬉しそうに駆けていった。
そのあともゲストと写真撮影をしたり、スタンプを押したり。たまに拗ねたように近寄ってくる3人の相手をしていると、クルーウェル先生が薬品庫へやってきた。
「これは……」
「あ、イシダイせんせーじゃん。何か用？」
「いや、見回りに来ただけだが。ふむ、なるほど」
満足そうに笑ったクルーウェル先生。マジカメモンスターはいないうえ、ゲストは楽しそうで。パーティーが開けそうだと確信したんだろう。
長いコートを翻してクルーウェル先生は出ていった。
「ご機嫌でしたね」
「僕たちの仕事ぶりを見れば、それも当然でしょう」
「今夜が楽しみだね、A」
「うん。ゲストにも楽しんでもらえるといいな」
そんな会話をしていると、次のお客さんに呼ばれる。どうやら俺たち4人の写真が欲しいらしい。
ゲストが映らないと記念にならないんじゃないのか？そう言っても首を振られて、ニッコリと笑われた。
「じゃあ、A真ん中ね」
「はいはい」
「アズールも小さいですから、真ん中へどうぞ」
「本当に一言多いな、お前は」
「じゃ、撮りますよ！」
パシャリ、とシャッターが切られてゲストは嬉しそうに画面を覗き込む。片手に機械を持っていて、スマホを操作すると、そこから写真が出てきた。なるほど。あの機械はスマホの写真を現像できるのか。随分と小さい機械だけど、前の世界で言うチェキプリンターみたいなものだろうか。
「これ、差し上げます！データは消しておくので！」
「おや、ありがとうございます」
「随分と綺麗に撮れていますね」
「俺、カメラマン志望なんです！良い被写体がいると我慢できなくて。本当にありがとうございました！」
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怜(プロフ) - もち。さん» 実は仲良しさんなんです。本編には全く出てこない設定でした。3人はやきもち焼いてますが、マクミランくんには言っていないという……。今度書いてみようと思います！続編でもよろしくお願いします！ (2021年2月3日 0時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - ツノ太郎とも仲良し！！あの三人がまた嫉妬しちゃう！！でもそんな様子がみたい！！！とはしゃいでしまいました笑マレウスはそんな様子を興味深そうにみてそう…続編も楽しみです。長いの大好物なので寧ろ嬉しいです！気長にお待ちしてます！ (2021年2月2日 8時) (レス) id: 8c9f19759d (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - くっは！さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！ (2021年1月12日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
くっは！(プロフ) - ぐっ………す"き"た"あ"あ"あ"あ!!!!!続編おめでとうございますっ!!!! (2021年1月8日 22時) (レス) id: 4461b1fc8d (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - にょるさん» かなり長かったと思いますが、お疲れ様です。尊敬だなんて照れますね！ありがとうございます〜！更新頑張りますね！ (2021年1月4日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2021年1月2日 2時
