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リハーサルとインタビュー ページ34

side:A

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散々踊らされて疲れ切った体を引き摺る。最終調整って言ってたのに、こんなに踊らされるとは思わなかった。

水を飲みながら流れる汗を拭っていると、監督生とグリムがヴィル・シェーンハイトに連れられて帰ってくる。
監督生と目が合ったと思えば、すぐに逸らされる視線。変な反応だ。いつもならキャーキャー言うだろうに。まあ、いいか。


「おう、A!アズールたちから伝言があるんだゾ」

「アズールたちから?なんて言ってた?」

「んーと、頑張ってるツガイのためにご褒美を用意しとくって言ってたんだゾ」


ご褒美……。なんだろう?
グリムも気になるのか、俺の足に飛びついてきた。教えろって言われても俺だって分からないんだから。

でも、ご褒美か。きっと良いことなんだろうな。あいつらが俺の嫌がることをするわけないし。楽しみだ。


「ツガイって言われてるのに何も反応しないA先輩な」

「もはや言われ馴れてるんだろう」

「特別な呼び方ですよねぇ。いいなぁ」


こそこそ話してるやつらに目を向けると、すっと目を逸らされる。

番って言われるのは好きだし。俺も番って言ったりする。だから、別に何か不便があるって言うわけでもない。それに俺たちのことなんだから、お前らには関係ないだろ。


なんて言うこともなく、ため息一つで流した。他にも伝言があったらしく、グリムはデュースたちに近付いてなにやら言っている。項垂れながら会話をしている1年を見ていると、ヴィル・シェーンハイトが活を入れるべく、口を開いた。


「『VDC』は毎年、開催地になった学校のチームがトップバッターで出演することが決まってる」


「アタシたち以外が全員ジャガイモに見えるくらいのパフォーマンスを見せてやろうじゃない」


「おう!」


気合いのこもった返事。

トップバッター、か。面倒ごとが早く終わるなら、なんでもいい。そう思ってネクタイを締め直す。


「…………ヴィーくん?」

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(プロフ) - もち。さん» 実は仲良しさんなんです。本編には全く出てこない設定でした。3人はやきもち焼いてますが、マクミランくんには言っていないという……。今度書いてみようと思います!続編でもよろしくお願いします! (2021年2月3日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - ツノ太郎とも仲良し!!あの三人がまた嫉妬しちゃう!!でもそんな様子がみたい!!!とはしゃいでしまいました笑マレウスはそんな様子を興味深そうにみてそう…続編も楽しみです。長いの大好物なので寧ろ嬉しいです!気長にお待ちしてます! (2021年2月2日 8時) (レス) id: 8c9f19759d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - くっは!さん» ありがとうございます!!更新頑張りますね! (2021年1月12日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
くっは!(プロフ) - ぐっ………す"き"た"あ"あ"あ"あ!!!!!続編おめでとうございますっ!!!! (2021年1月8日 22時) (レス) id: 4461b1fc8d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にょるさん» かなり長かったと思いますが、お疲れ様です。尊敬だなんて照れますね!ありがとうございます〜!更新頑張りますね! (2021年1月4日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月2日 2時

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