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「おふたりとも、休憩をしませんか？もう2時間ほど経ちましたよ」
「もうちょっと。あとこれだけ」
「それは先ほども聞きました。没収です」
紙をジェイドに取り上げられて腕を伸ばす。もうちょっとなんだ。あとちょっとだけやらせてくれてもいいだろ。
そうは言ってもジェイドは聞いてくれない。強制的にティーカップを持たされてペンは抜き取られた。渋々紅茶に口をつければ花のような香りが広がる。
「フレーバーティーです。今回はアールグレイトリコロールにしてみました。いかがですか？」
「すごく美味しい。香りもいいな」
「ふふ、ありがとうございます」
肩の力を抜いてソファーにもたれかかる。そうなってくるとタバコが吸いたくなってくるわけで……。
シガレットケースを取り出して立ち上がると、フロイドに肩を押された。そのままソファーに座らされて膝に頭が乗っかる。
「フロイド？」
「いーじゃん、ここで吸えば？今更遠慮なんかしないでよ」
「僕たちに気を遣う必要なんかありません」
どうぞ、と促されてそれもそうか、と頷いた。もうずっとそうしてきたのに。なにを今更遠慮してたんだろうな。
タバコに火をつけてゆっくり吸い込む。目を瞑って煙を吐くと、下できゃらきゃらと笑い声がした。見下ろすとフロイドが楽しそうに煙をつついている。
「面白くないだろ」
「ん〜？そんなことねぇよ」
体を起こしてフロイドはキスをしてきた。あんまりにも楽しそうだから、釣られて笑う。
「タバコの味する〜。もっかい」
「はいはい」
「A、僕も。僕もしたいです」
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怜(プロフ) - 流さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2021年1月4日 2時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 怜さんの作品を読ませていただくととても癒されます。更新ありがとうございます！ (2021年1月3日 23時) (レス) id: 8e53585766 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - クレイさん» ありがとうございます〜！次回もお楽しみに！ (2020年12月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 次も楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年12月11日 0時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - クレイさん» 更新頑張りますね！ (2020年12月7日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年11月11日 19時
