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で、本題は元に戻る。マジカメモンスターと一般客をどう見分けるかってことだけど。
ルールを守って安全に楽しんでくれてるゲスト、か。なるほど、明確な線引きができたな。
「マジカメモンスターとはすなわちアタシたちの話を聞かない人間……それならすぐに判断できる。アンタたちも注意書きを作ればいいのよ」
「注意書き？」
「看板を立てて“守るべきルール”を示す。それを破ったヤツは……」
「マジカメモンスターってことですよね、Aさん！」
「……そういうこと」
キラキラと目を輝かせて俺を見てくる監督生。そろそろやめてほしいんだけど。ほら、3人が怒ってる。
血の気の多いデュースが学外までぶっ飛ばす、とかなんとか言ってるけど。無理だろう。限度がある。
「こっそり魔法使ってたのがバレたら、ヤバイのは拙者たちのほうですぞ」
「そーだね。例えどんなに迷惑をかけられたとしても……魔法執行官でもないオレたちが一般人を魔法で攻撃するのは本来NG」
「ハロウィーンパーティーどころか、非難殺到で大変なことになるな」
「じゃあ…………拳、すかね？」
なんでそう脳筋なんだ。喧嘩でも警察沙汰だろう。
さて、マジカメモンスターを攻撃せずに追い出す方法だけど。どうすれば効果的か。悩ましいところだな。
「あははははははっ！」
「……フロイド。みんな真剣に考えているというのに一体なにがおかしいんだい？」
「だってさあ、みんな難しい顔して悩んじゃって……なんでぇ？難しいことなんか全然ねーじゃん。変なの」
「ふふふ、フロイド。笑ってはいけませんよ」
なんか、俺だけ知らないのいやなんだけど。
ふてくされてフロイドの寮服を引っ張る。すると、フロイドは頬を緩ませてちゅぅ、と額に吸い付いてきた。
誤魔化されないからな、もう。
「みなさん、これまで厄介なお客様に立ち退いて頂く際、どうされていたか思い出してください」
「まず、誰かを『立ち退かせる』機会なんてそうそうないんだよなあ……」
「おや、そうなんですね」
あー、なるほど。そういうことか。そういえば、あいつらも一応お客様ってことになるのか。俺、ただの小バエにしか思ってなかったから思い浮かばなかった。
こわーい思いをさせて自分から出て行かせればいいんだろ？簡単だ。脅かせばいいんだよ。
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怜(プロフ) - 流さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2021年1月4日 2時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 怜さんの作品を読ませていただくととても癒されます。更新ありがとうございます！ (2021年1月3日 23時) (レス) id: 8e53585766 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - クレイさん» ありがとうございます〜！次回もお楽しみに！ (2020年12月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 次も楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年12月11日 0時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - クレイさん» 更新頑張りますね！ (2020年12月7日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年11月11日 19時
