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翌日。鏡の間の人が少なくなった頃、3人と一緒に鏡の前に立つ。魔法薬を飲み干して鏡をくぐれば、そこは珊瑚の海だった。
そういえば、長期滞在は初めてだな。観光と称して何度か行ったことはあるけど。ホリデーの間ずっとってことはなかったし。
人魚姿に戻った3人はまず実家に帰るらしい。俺は宿でも取るって言ったんだけど。意外にもアズールに大反対されて3人の実家にお世話になることになった。
海は危険だし、海の中じゃ魔法を使えないんだから、そばにいてほしいって言われたんだよな。
「では、まず僕たちの実家に来てください。両親も喜びます。Aに会いたがっていましたから」
「アズール、またあとで」
「はい。僕もすぐに向かいます」
そう言って別れたあと、ジェイドとフロイドに手を引かれて、2人の実家へと向かう。
フロイドの何倍も大きな岩に空いた縦穴に入って突き当たりを左に。少し進むと大きな扉があった。ジェイドが手慣れた手付きでそのドアを開けると、そこは玄関だった。
…………ここ、家なんだ？秘密基地みたい。
リビングに行くと、2人によく似た女性がいた。あの人がお母さんか。
「あら。おかえりなさい、ジェイドさん、フロイドさん。……それからそちらが」
「僕たちが番に選んだ人です」
「はじめまして、A・マクミランです。お世話になります」
やんわり微笑んだその人は自己紹介をしてくれて、『お義母さん』と呼んでほしいと言った。ハードル高くないか？こんなものなの？
助けを求めるようにジェイドとフロイドを見れば頷く。呼んでやれってこと？
渋々『お義母さん』と呼ぶと、その人は嬉しそうに笑って椅子を勧めてくれた。海の中でも椅子があるんだな。ないかと思ってた。尾ビレとか邪魔じゃないのかな？
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怜(プロフ) - 流さん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2021年1月4日 2時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
流 - 怜さんの作品を読ませていただくととても癒されます。更新ありがとうございます！ (2021年1月3日 23時) (レス) id: 8e53585766 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - クレイさん» ありがとうございます〜！次回もお楽しみに！ (2020年12月11日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
クレイ(プロフ) - 次も楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年12月11日 0時) (レス) id: a6777d967f (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - クレイさん» 更新頑張りますね！ (2020年12月7日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年11月11日 19時
