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卵サンドをぺろりと平らげて一息ついた。空腹感は紛れたけど、それとは別になんだか良い匂いがする。
リドル寮長のときと同じ、あの美味しそうな匂い。まだ薄らとしか感じ取れないけど。
もしかして近々オーバーブロットが起こるとか！？そんなの楽しみすぎる！
「Aくんご機嫌ッスね。そんなに卵サンド美味しかったッスか？」
「あー、はい。美味しかったです」
ラギーさんが僕を覗き込みながらそう言う。ただ邪魔されるわけにはいかないから、適当に誤魔化した。
エンティティさまの望みと僕のお楽しみ、邪魔なんかさせない。
そのまま話は流れて、ラギーさんはレオナさんと話し始める。レオナさん、王子様なんだって。第二王子だから、王位継承権はないらしい。
この世界は王政なんだね。いや、僕の世界でも王政はあったけど。住んでたところは政治は政党制だったから。
「んだよ」
「実物の王子様を見るのは初めてなので」
「Aくんのところは王政じゃないんスね」
「はい。象徴としての天皇はいますけど、政治は民主制です」
ふうんって興味なさそうにレオナさんは目を細めた。まあ、君主制がすぐに変わるわけでもないから。こんな話、聞いても意味ないんだろうけど。
「あ、そーだ。今日の放課後はマジカルシフト大会に向けての寮長会議ッスよ。忘れず出てくださいね」
「……チッ、面倒くせぇなぁ……」
「寮長ってことで一番デカい一人部屋使ってんスから。家賃分ちゃんと仕事してください」
「あー、わかったわかった」
渋々頷いたレオナさんは大きな欠伸をする。そのまま寝そべると、目を瞑って寝てしまった。
ラギーさんはブツブツと文句を言ってるけど、レオナさんの耳には届かない。
大変そうだなって他人事みたいに眺めた。
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怜(プロフ) - もち。さん» ただいま戻りました！ちゃんと仲良くなれるといいんですが……。ありがとうございます。頑張りますね！ (2020年10月5日 0時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
もち。(プロフ) - おかえりなさい！！お待ちしてました！ジャックくんと主人公たしかにそりが合わなそう。勝負に対する考え方真逆ですもんね。どう関わってくるか楽しみです！応援してます！ (2020年10月4日 17時) (レス) id: 5b70128490 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - akneさん» ただいま戻りました〜！これからも頑張りますので、どうぞよろしく！ (2020年9月26日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
akne(プロフ) - お帰りなさい！無理せずゆっくりでいいですよ！いつまでも待ってます！ (2020年9月25日 22時) (レス) id: b4edb87e83 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - ポコポコさん» そのためのこの小説ですので……お楽しみくださいませ (2020年9月4日 14時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年8月30日 3時
