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購買部の無料券、情報提供、マドル、エトセトラ。
いろいろ挙げられていくそれら全部をいらないと一蹴する。
肩を竦めたサムさんは最後だというように指を立てた。
「タバコ、なんてどうだい？」
「……詳しく」
「ようやく食いついてくれたね。OK、説明しよう」
曰く、この世界でもタバコの種類は豊富らしい。俺が吸ってる銘柄は前の世界のもの。馴染んだタバコだ。でも、たまに飽きが来る。だから、融通を利かしてくれるらしい。もちろん、無料だと言う。
悩ましいな。今は学生だから、他のタバコが買えないんだ。しかも、無料だろ？ヘビースモーカーの俺には嬉しい提案だ。
どうするかと首を傾げる。3本くらいは譲ってもいいかもしれない。それでNRCに通ってる間は無料でいろんなタバコが手に入るんだ。安いもんだな。
たとえ、研究結果が振るわなかったとしても俺のせいじゃない。
「今ならなんとにおい消しの魔法薬もプレゼント！さあ、どうする？」
「別ににおい消しの魔法薬はいらない」
「oh、君には必要なものだと思ったんだけど」
「そんなものがあったって絡まれることには変わりないから」
すると、サムさんは笑う。軽快な笑い声はしばらく続いて、俺はそれが収まるまでのんびりとタバコを吸った。
なにが面白いのかわからないけど、サムさんのツボに入ったらしい。
「OK、OK。そうだね。臭いを消したって君がA・マクミランであるうちは変わらないね」
「そういうこと」
「じゃあ、違う物にしよう。小鬼ちゃんが決めてくれるかい？」
「今は思いつかないから、今度にしてくれ」
そう言ってシガレットケースからタバコを取り出す。机の上に3本置けば、どこからか取り出した紙にサインをするサムさん。
「卒業するまで、このサムが君の喫煙生活をサポートするよ」
「取引成立だ」
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みやぺ - 読ませていただきました！お礼が遅くなり申し訳ありません！本当好きです文章力が、、有難うございます、、最後めちゃくちゃ覚えててほしかったんですけど、前衛でいることも忘れてほしいところもマクミラン君で、、！語彙力なくてすみません、本当有難うございました！ (2020年10月1日 0時) (
レス) id: 4b5b8920da (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 隻狼姫さん» ありがとうございます！！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
隻狼姫(プロフ) - オクタたちとトリップものすごく好きです…(このシリーズが出たら絶対に読む←) (2020年9月12日 23時) (レス) id: efc986c11a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 三宏さん» ありがとうございます！リクエスト承りました。しばらくお待ちください！R18は書いていた時期もありますが、今のところ書く予定はありません。 (2020年9月12日 2時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
三宏(プロフ) - いつも楽しませてもらってます！マクミランくんが自傷癖な事を隠してて、それを知った3人が最も過保護になって甘々になる話が見たいです！後質問なんですが、R18とかって書かれたりしないのですか？ (2020年9月11日 22時) (レス) id: b9698f5579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年8月5日 0時
