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アズールを無視して、飛び出していったフロイド。大きなため息をついてアズールは肩を竦める。
ふと監督生が静かなのに気付いて目をやると、服を捲って腹を触っていた。さっと顔が青ざめる。半ば叫ぶようにこう言った。
「アズール！監督生を縛ってくれ！」
「えっ？え！？」
「ちょっとくらい良いじゃないですか！」
目を見開いて固まるアズール。代わりにジェイドがマジカルペンを振って簀巻きになる監督生。俺が布団でぐるぐる巻きになってるみたいで、気分は悪いけど。好き勝手触られるよりマシだ。
ありがとう、とジェイドに言えば、視線を逸らされた。
「Aを縛っているようで……少々罪悪感がありますね」
「中身は監督生だけどな」
「それでも、身体はAなんですよ」
目を伏せたジェイドは呟くように言う。
布団使ったのは俺の身体を傷つけないためなんだろう。健気というか何というか……。
もぞもぞと芋虫のように動く監督生。どうにか抜け出そうとしていた。息をついて、天井を見る。
はやく自分の身体に戻りたい。何もしてないけど、精神的疲労がひどい。
ため息をついてぼんやりしていると、小さな紙袋を手にフロイドが戻ってきた。
「ウミウマくんからもらってきたよ」
「ええ〜〜……戻らなきゃダメですか？」
「当たり前だろ」
まだ文句を言っている監督生。フロイドから差し出された魔法薬をその口に突っ込んだ。俺も飲めば、クラクラして立っていられなくなる。そのまま意識は途絶えた。
＊＊＊
「あ！起きたぁ！」
「……フロイド？」
視界いっぱいにフロイドが映る。ニコニコと笑って嬉しそうだ。ということは、ちゃんと戻れたみたいだな。
体を起こして不自由がないことを確認すれば、監督生がいないことに気付いた。
「あの人間は帰りましたよ」
「今度からあれにもらったもの食べちゃダメだよ」
「僕たちに渡すか、捨てるかしてください」
「ああ。もうこんなのは懲り懲りだ」
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怜(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！！気をつけますね！ (2020年7月10日 15時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - Rioさん» 良かったです！！私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました！更新頑張ります！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ﾝﾝﾝ！とてつもなく良かったです！！マジで！リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます！もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください！ (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました！気に入っていただけて良かったです！テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月28日 0時
