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昼食を食べ終えてカフェでまったりしていると、アズールが来る。交代だと言うと、ジェイドから額にキスをされた。
「名残惜しいですが、順番ですから」
思わず額を押さえる。ニッコリ笑ったジェイドは踵を返して歩いていった。目を瞬かせていると、アズールに手を引かれる。
そのまま歩き出すと、今度は屋上へ。植物園のようになっているそこは、柔らかな日差しと緑の匂いが充満していた。
のどかで落ち着く。そう思って、目を細めた。
「落ち着ける場所、という希望でしたので。どうです？」
「最高。いいところだな」
「そうでしょう。僕もここが好きなんです」
手を繋がれたまま、植物園を歩く。甘い匂いを漂わせる花も、立派な幹の木も。なんでも揃っていた。それなのに、虫はいない。よく管理されている植物園だ。
木漏れ日に照らされるベンチに腰掛けて、心地よい空間を堪能する。こういうところなら、ずっと通い詰めたいくらいだ。時間すら忘れてしまえるんだろう。
ほう、と息をついて深呼吸をした。本当にいいところだ。学校の植物園もなかなかいいけど、あそこは厄介なのが集まるし。
国立図書館、それにふさわしいくらい贅沢な植物園だ。これは連れてきてもらって正解だったな。
「夜にはライトアップされるんですよ、ここ。また来ましょうね」
「うん。ここなら何度来ても飽きないよ」
「Aならそう言うと思ってました」
ゆったりと流れる時間。日が傾いた頃、帰る時間だと言うアズールに手を引かれて植物園を出た。後ろ髪を引かれる思いで植物園を振り返ると、妖精が見える。小さな手を懸命に振っていた。
「……今日はありがとう」
「いえ。僕たちもAと出かけたかったので」
「それでも、ここに来れて良かったから」
「では、ジェイドとフロイドにも言ってあげてください」
「もちろん」
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怜(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！！気をつけますね！ (2020年7月10日 15時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - Rioさん» 良かったです！！私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました！更新頑張ります！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ﾝﾝﾝ！とてつもなく良かったです！！マジで！リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます！もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください！ (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました！気に入っていただけて良かったです！テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月28日 0時
