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アズールに手を引かれて、図書館に入る。さすが国立図書館。綺麗だし、カフェも設営してある。入り浸りたくなるな。
返却棚から本が飛んでいったり、大きな本棚が自動で動いたり。魔法だろうけど、だいぶお金がかかってるな、と邪推した。
ジェイドとアズールは数冊本を手に取ると、適当な椅子に腰を下ろす。俺もそうしようと本棚を巡っていると、陰からフロイドが顔を出した。驚いて悲鳴を上げそうになるも、口に手を当てられる。
「しーっ」
コクコクと頷くと、手は外された。
「こっち来て」
「なに？」
「いいからいいから」
そう言われて俺の手を引っ張るフロイド。第一図書室を抜けて、エスカレーターに乗る。そのまま5階まで上がると、プラネッツホールと書かれた部屋に連れ込まれた。
辺りは暗くてとても本が読める状態じゃない。なんでここに、そう聞こうとすれば、いきなり明かりが灯る。足下だけを照らすそれは矢印をソファーへと伸ばした。
「ここね、プラネタリウムが見れるんだって」
「プラネタリウムが？」
「そー。さっき予約取ったから貸切。はい、お手をどーぞ」
足下の明かりに照らされて満足げなフロイドが見える。促されるままに手を取れば、ソファーまでエスコートされた。
上質なソファーに腰を下ろせば、足下の明かりは消える。背もたれは上を向けるよう、角度を変えた。
そこで重要なことを思い出す。アズールとジェイドに言わなくてもいいんだろうか。俺の疑問を感じ取ったのか、フロイドはニンマリ笑う。
「今はオレの番だからいいんだよ」
「順番でもあんの？」
「うん。次はね、ジェイド」
他に人がいるわけでもないのに、声を潜めて話す。楽しいと言わんばかりのフロイドは天井を指さした。
「ここのプラネタリウム綺麗だから、Aにも見せてあげたかったんだ」
「……ありがとう」
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怜(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！！気をつけますね！ (2020年7月10日 15時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - Rioさん» 良かったです！！私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました！更新頑張ります！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ﾝﾝﾝ！とてつもなく良かったです！！マジで！リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます！もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください！ (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました！気に入っていただけて良かったです！テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月28日 0時
