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side：アズール
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ジェイドからAが傷つけられたと連絡が入り、急ぎ足で保健室に向かう。途中で出会ったフロイドにも同じ連絡がいっていたらしく、それはもう鬼のような形相を浮かべていました。
心当たりはあるか、と問えば、頷くフロイド。そんな不穏分子、何故報告しなかったんでしょうか。報告さえあれば、なにか対策を立てられたかもしれないのに。まあ、今言っても仕方ないですね。
「転入生のエイミー・アドキンズってヤツ。妙にAのこと気に入ってて」
「Aは魅力的ですから、それもおかしくはないでしょう」
「そーだよねぇ。やっぱり首輪とか必要なんじゃね？」
検討しましょうか。Aなら嫌がりながらも、結局つけてくれるでしょうし。
そう話しながら、保健室のドアを開ける。ちょうど消毒が終わった頃らしく、Aの白い頬に赤い線が三つできていた。
グツグツと頭が茹だるような感覚に襲われる。こんなにも腹立たしいのは、あの人間がAを叩いたとき以来ですね。
僕たちに心配をかけまいとAが笑った。それで傷が痛んだのか、少し眉を顰める。
ああ、無理して笑わなくていいんですよ。傷に響くなら、笑わなくていいんです。Aが痛そうな顔をしているところなんて、見たくない。
「エイミー・アドキンズです。無知でバカな子ですよ」
「ええ。それに関してはフロイドから聞きました。問題は相手がロイヤルソードアカデミーの生徒である、ということです」
「A、痛い？痛いよねぇ。あいつ、絞めちゃおうか」
傷に触れないよう、Aの頬を撫でるフロイド。Aはそれに甘んじて目を瞑った。可愛い。ずっと見ていたい。
ですが、その前に下すべき判断があります。例の転入生について。
文化交流として招かれた、他校の生徒です。いつも通りの手は通用しないでしょう。同校の者なら自業自得として、ジェイドとフロイドに任せるのですが。学園長に直々に交渉しましょうか。
では、何を対価にするか。まあ、対価と言わず、脅してしまえば早いのですが。生憎、脅す材料がありませんね。こんなとき、イソギンチャクさえいれば。歯がゆいですが、他の手段を探しましょう。
ですが、Aが直接言えば……。Aに甘い学園長のことです。きっと聞き入れてくれる。これは最終手段ですけど。
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怜(プロフ) - リザさん» ありがとうございます！！気をつけますね！ (2020年7月10日 15時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
リザ - 色々疲れて体調崩さないようにしてください(>_<) (2020年7月10日 12時) (レス) id: 5d727ab8ad (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - Rioさん» 良かったです！！私も書いててちょっと楽しくなってしまいました……リクエストありがとうございました！更新頑張ります！ (2020年7月10日 11時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
Rio - ﾝﾝﾝ！とてつもなく良かったです！！マジで！リクエストに応えてくれて本当にありがとうございます！もう男主、尊い。ゲームに出てきてくれないかな(笑)これからも頑張ってください！ (2020年7月10日 7時) (レス) id: a03ea3f041 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - うまるんさん» こちらこそありがとうございました！気に入っていただけて良かったです！テスト勉強お疲れ様です。ご自愛くださいね。更新頑張ります！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月28日 0時
