魔力よりタバコをくれ 七本目【ツイステ】

番外編【ストーカー】 ページ13

名無し65516号さんリクエストです。マクミランくんがストーカーされる話。

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最近見られている気がする。敵意はないから、見逃してるけど。徐々に粘っこい視線になっていくのが気持ち悪くて、3人に相談した方がいいかなって思い始めた。
ただ、そうすると相手の身の保証はできないし。何事もなければいいんだけど。

まあ、そうはいかない。


1人になれば、俺以外の足音がついてくるように響くし。3人と一緒にいたって視線は外れない。
どうしたものか、と頭を悩ませる。俺のことも考えると、早々に相談した方がいいんだけど。学園長にも3人が暴力沙汰を起こさないように見張っとけって釘を刺されてるし。


「A？どうかしましたか？」

「いや。なんでもないよ、アズール」

「……そうですか」


ボーッとしすぎたな。気付かれないようにしないと。事を荒立てて面倒ごとになったら困る。
さっさと相手を特定して、脅すなりなんなりして対処しよう。それでこれは終わりだ。


「Aを悩ませているのはひょっとして、後ろにいるストーカーでしょうか？」

「ジェイド！？」

「オレたちが気付かないわけねーじゃん」


クスクス笑っている2人。アズールは腕組みをして、俺を見ていた。
まあ、そうだよな。俺関係でこいつらが気付かないなんてありえないんだった。何を期待していたんだか。バカらしくなって笑う。


「あの人は一度契約していたんですが、契約書を塵にされてしまいましたからね」

「絞めちゃう？そっちのが早いよぉ？」

「ダメですよ、フロイド。Aが学園長に怒られてしまいます」


こっちの事情までお見通しだもんな。だから、無理に聞かなかったんだろうけど。もう我慢ならなくなったってところか。
困ったことがあればなんでも言うようにって言われてたし。過保護というか、なんというか。


「では、あちらは僕たちにお任せください」

「ええ。頼みましたよ。ジェイド、フロイド」

「Aは何にも知らない振りしてね」

「好きにしてくれ」

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