つまらない奴とあげる ページ8
レオナ・キングスカラーが保健室にいると聞いて、保健室に向かう。フロイドもくっついて来てるけど、中までは入らないみたいだ。なんでも、顔も見たくないやつがいる気がするって。
「じゃ、待ってるねぇ」
「すぐに戻ってくる」
わざと大きく音を立てて、ドアを開けた。すると、レオナ・キングスカラーの他に寝ている奴がいる。確か、ラギー・ブッチ。それと、監督生。
耳を少し動かしたレオナ・キングスカラーは目を開けた。都合良く起きてくれたな。ありがたいことだ。
「A・マクミラン……」
「かっこ悪いな、レオナ・キングスカラー」
企みも失敗。他の寮にもマジフトで負けて。やっぱり、あのときフロイドが勝手に選手登録してくれてたのは正解だったな。俺まで泥を被るところだった。
嘲笑すれば、唸り始める。
「からかいに来たわけじゃないんだ。お前、俺に謝ることがあるだろ？」
「…………気づいてたのか」
「そりゃ、お前のところの寮生はよーく知ってるからな。手癖も足癖も悪い」
簡単なことだ。観客が暴徒と化したあのとき。俺を押したのはサバナクロー寮の生徒だってこと。
オクタヴィネル寮の選手になった俺が気に入らない。あるいは目障りだった。だから、ついでに怪我をさせてしまおうって魂胆だったんだろう。
それをフロイドが阻止してくれた。だけど、結果的には俺は不参加になったし。こいつには借りができたってわけ。
「本当につまらない奴。今年もディアソムニアの勝ちで終わってしまって、悲しいな？」
「言いてぇことはそれだけか」
「まさか。俺がこんなことのためにここまで来ると思ってるのか？」
ああ、楽しいな。
借りがあるぶん、しばらくは楽しめそうだ。
「ちゃぁんと、借りは返してくれよ？」
「………分かってる」
「それだけだ」
保健室から出る。
何してもらおうかな。プライド高い奴には何がいいかな？
「さっきのこと、ほんとなの？」
「ん？聞こえてたか。本当」
「ふぅん。オレが代わりに絞めちゃだめ？」
「ああ、押したやつならいいよ。興味ないからあげる」
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怜(プロフ) - ララーサさん» ありがとうございます〜！更新頑張りますね！ (2021年1月6日 17時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
ララーサ - ヤンデレ最高♪僕的にはもっと狂ってほしいですね♪ (2021年1月6日 0時) (レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
ララーサ - ズブズブ、オクタ色に染まっていくのを見るのちょー楽しい♪男主君の性格が悪くなるのも面白すぎ♪ (2021年1月6日 0時) (レス) id: 60e0ce23dd (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - パーソナリティーは殴りあわない！！さん» ありがとうございます！！更新頑張りますね！ (2020年9月3日 19時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
パーソナリティーは殴りあわない！！ - えー！待って最高控えめにいってもどう足掻いても最高大好きです！応援してます！！！ (2020年9月3日 7時) (レス) id: 0f8c4e7ebd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月6日 15時
