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それだけ、と言い、部屋を出て行くA。残された常闇はまた考え始めた。放置されるダークシャドウは暇なのか、常闇の中に戻っていく。
そして、翌日。
昨日と同じようにAだけがホークスについていき、常闇はサイドキックとともに奔走していた。事後処理ばかりで飽き飽きするのでは、とAは思っていたが、それを口に出すことはない。自分が口を出すことではない、と知っているからだ。
ついて行くことが出来ないのなら仕方ない、とホークスの後を追いかけた。
「Aってさ、なんで俺について行こうとするわけ？別にヒーロー目指してないんなら、ツクヨミと同じようにサイドキックと一緒にいればいいじゃん」
「……雄英が、」
「雄英が？」
「私の成長を望んどるけん。私はそれに応える義務がある」
保護してもらっている身だからなのだろう。否と言えない立場にあることは理解している。
「それに、私が頑張ったらひざしが喜ぶけん」
「……ふーん」
またプレゼントマイクね、と呟いたホークス。昨日名前を聞いてから調べたのだろう。本名からヒーロー名に辿り着き、その人柄も把握しているようで、首を傾げる。
Aが嫌いそうなタイプだったような、とぼやいたホークスはどうでも良くなったのか、頭を振った。
「んじゃ、次はあっちのレストランね。立てこもり事件だって」
「ホークスがやれば良いじゃん」
「俺は見てるだけー。Aも成長したいんでしょ？」
俺も楽できるし、一石二鳥！とピースサインをするホークス。それを見たAはため息をつく。
このお気楽に見えるヒーロー、実は誰よりも考えていることを実感してはいるものの…。
そう考えるAはまたため息を吐いた。苦手かもしれない、なんて今更チェンジをしてもらうこともできず。
「あ、そうだ。雄英から手紙来てたけど見る？」
「私宛？」
「そう。なーんかやけに分厚かったけど」
「後で見る。先に事件ね」
「お、いいね。やる気になったじゃん」
ふい、と顔を背けたAはトップスピードで移動を始めた。
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怜(プロフ) - 夜にラーメンを食べた罪人のモブさん» ありがとうございます！今後の展開がどうなるかはまだ決めてませんが、更新頑張りますので、今後もどうぞお楽しみに！ (2021年8月29日 6時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
夜にラーメンを食べた罪人のモブ - めちょめちょこの話面白いです！！！こっからの展開がものすごく気になります！！更新ほんま頑張ってください！！応援しまくってます！！ (2021年8月26日 5時) (レス) id: 485c7d75ea (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます。頑張りますね！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 作者さま、おっけーです！面白いですからねー！ごゆっくり！！！ (2021年8月13日 20時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - レン。@人間失格さん» ヒロアカ映画で再熱しまして…頻度は少ないですが、こちらも少しずつ更新していこうと思っておりますので、お楽しみに！ (2021年8月11日 21時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2019年1月9日 22時
