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「京極少女、WWIIIIIIIINNNN！！！！」
「大丈夫？痛くなかった？」
「ああ」
あのあと、果敢にも向かっていった常闇を片手で捻ってAの勝利に終わった。ダークシャドウは辺りを見渡して目を瞬かせる。Aに飛びかかったまでは覚えているが、それ以上は覚えていないらしい。
「A、ダイジョウブ？俺、何カシタ？」
「ダークシャドウは良い子だったよ」
そう言いながら、ダークシャドウを撫でるA。ダークシャドウは嬉しそうにAに飛びついた。
それを見ながらため息をつくのは常闇で。お前のせいで大変だったんだ、と口から出そうになった愚痴を飲み込み、代わりにまたため息を一つ。その間にAは緑谷を起こし、切島を鎖から解放していた。その周りをダークシャドウがちょこまかと動き回る。Aの手伝いを少ししたかと思えば、邪魔をするようにくっつく。Aが枷を外すと、それを進んで持ったりして、褒められれば嬉しそうにフラフラと動いた。
「ダークシャドウ、京極から離れろ」
「ヤダヨ！頑張ッタカラ褒メテモラウンダ！」
「さっき褒めてもらっただろ」
ヤーダーヤーダー、と離れそうにないダークシャドウ。呆れにも似た感情を息にのせて吐き出した。
対するAといえば、ひっつくダークシャドウのことを気にせずに歩き始める。それに合わせて他のメンバーも歩き出した。早々に拘束された麗日と上鳴は肩を落としながら、緑谷は強く打った箇所が痛まないのを不思議がりながら、各々歩く。
ダークシャドウを小突いていた常闇は、Aの手首に目を落としてこう言った。
「……痣になってしまったな」
「ああ、これ？すぐ治るけん、いいの」
そう言いながら手首をなぞるA。そういうことじゃない、と常闇は思った。確かに痛そうだと心配したが、それ以上に。過保護が権化したかのような、そんな二人がいるのだ。むしろ、心配なのはオールマイトの方だ、と。相澤とマイクに詰め寄られているオールマイトの姿が容易に想像できて、常闇は頭が痛くなった。
「この授業が終わったら、その痣はきちんと消しておくんだぞ」
「なんで？」
「相澤先生とマイク先生に怒られたくないだろう」
「………もう、遅いかも」
苦い表情のA。その視線の先には嫌に笑っている件の二人が立っていた。
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怜(プロフ) - 夜にラーメンを食べた罪人のモブさん» ありがとうございます！今後の展開がどうなるかはまだ決めてませんが、更新頑張りますので、今後もどうぞお楽しみに！ (2021年8月29日 6時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
夜にラーメンを食べた罪人のモブ - めちょめちょこの話面白いです！！！こっからの展開がものすごく気になります！！更新ほんま頑張ってください！！応援しまくってます！！ (2021年8月26日 5時) (レス) id: 485c7d75ea (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます。頑張りますね！ (2021年8月15日 22時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 作者さま、おっけーです！面白いですからねー！ごゆっくり！！！ (2021年8月13日 20時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - レン。@人間失格さん» ヒロアカ映画で再熱しまして…頻度は少ないですが、こちらも少しずつ更新していこうと思っておりますので、お楽しみに！ (2021年8月11日 21時) (レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2019年1月9日 22時
