続 ページ17
それから数十分は経ったはず。
ダンブルドアさんから零れる情報はありきたりなものばかり。
でも、少しだけ分かったことがある。
それは、俺たちがいた世界とこの世界は別物ってことだ。
俺の耳と尻尾の話になったとき、それとなく聞いてみたことの返答で確信した。
多分、向こうも気づいているだろうけど。
その時、ダンブルドアさんが驚きの声を上げる。
指さす方を見てみると、俺の手は消えかけていた。
帰れるってことか？
消太さんを見ると、足の方から消えていた。
あの敵の個性が切れたんだ。
安堵の息を吐くと、ダンブルドアさんが杖を一振りする。
「さらばじゃ、旅人よ。このことは忘れて、元の生活に戻るのじゃ」
「忘れる…？」
それを最後に、意識は途絶えた。
次に目を開けると、元の場所に立っていた。
あれ、元の場所…？
それって今まで別の場所にいたみたいじゃないか。
「大丈夫でしたか！？」
「え、はい」
警察官に何度もそう聞かれる。
なんでも、敵の個性にかかった後俺たちが消えて、1時間経った後現れたらしい。
変だな、そんな記憶はないんだけど。
「消太さんも、同じですよね？」
「ああ。全く覚えてない」
覚えてないけど、何か不思議な体験をしたような……？
消太さんも微妙な顔をして、考え込む。
その後、いくら考えても思い出せなかった。
【完】
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怜(プロフ) - ﾗｲｱ@liar_onlookerさん» 終わってしまいましたね……惜しまれるのは嬉しいものです！また何かしらの作品でお会いしましょう！ (2021年1月18日 2時) (
レス) id: aa4ac3f208 (このIDを非表示/違反報告)
ﾗｲｱ@liar_onlooker - 忙しくて長期間占ツク開けなかったのですが…とらまくら終わってしまうんですか…(´・ω・。)ちょっと(いや、かなり)ショックですが、これからも応援しています。 (2021年1月16日 13時) (レス) id: b78cc7195a (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - ハラミさん» ボードの方でお答えさせていただきます。まだまだ更新できていませんが、それでもよろしければどうぞ！ (2020年2月16日 2時) (レス) id: f9826c0595 (このIDを非表示/違反報告)
ハラミ(プロフ) - 怜さん» そしてそしてなんですが、ヒロアカの鍵付きのパスワードをもしよろしければ教えていただきたいのですが…よろしいですか？ (2020年2月15日 20時) (レス) id: cbd4eb2327 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - ハラミさん» ありがとうございます！今後は長編2つを更新していくので、新作は厳しいですが、それでもよければ今後ともよろしくお願いします！ (2020年2月15日 20時) (レス) id: f9826c0595 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2018年12月10日 22時
