One day -EXO短編集- (ページ13)

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今日は4月1日。

仕事の合間に、オッパにどんな嘘をつこうかな、なんて考える。

何と無く開いたニュースサイト、そこにはでかでかと

《EXOカイ、f(x)クリスタル熱愛発覚》

の文字が踊っていた。

.....え、嘘。

ダメ、またオッパが.....オッパが辛い想いをしてしまう。

いてもいられなくなって、私はオッパの携帯に電話をかけた。

『おかけになった電話番号は.....』

オッパは、電話に出なかった。

あぁ、あの人のことだ。

自分のことを責めているに違いない、責任を感じているに違いない。

その後、何度オッパに電話しても、繋がることはなかった。

心配でたまらなくなった私は、夜中、オッパの暮らすEXOの宿舎へと向かった。

宿舎の前には、夜中だというのに何人かのサセンがいた。

確か、セフンとチャニョルが深夜1時すぎに、収録から帰ってくるとか何とか.....。

きっとそれを待っているんだろう。

これ以上、オッパの悩みの種にならないで。

そんな想いをこめて、彼女たちを睨みつけた。

Aオッパ、Aだよ。今、宿舎の前にいるんだけど..... 迎えに来てくれないかな?

オッパにメッセージを送る。

でも、待ってもオッパからの返事はない。

きっと、オッパもたくさん考えることがあって、今日は誰にも会いたくないんだろう。

確か明日は、昼からMカの収録だったっけ.....。

その時にでも、オッパに会えればそれでいい。

Aオッパ、一日お疲れ様。明日の昼、会いに行くからね。愛してるよ。

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