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No.14 ページ14
〈咲月Side〉
案内してもらい、屋上に行く。
人は居ない、良かった。顔が少しニヤつく
「何か聞きたいことでも？」
咲「あら鋭いのね。私は話したいことがあるだなんて言ってないわ。」
「岡本の、、、娘さんなんでしょ。」
確かにそういう彼女の声は震えていた。
咲「ええ、良くわかったわね。これは父の復讐のゲーム…楽しまなきゃ意味がないんじゃないの？」
「私にはそのつもりはない。これ以上私に近づかないで。」
咲「…日高先生良い人ね…私が貰おうかしら。」
「持ってけば。あの教師つまらないし。」
咲「じゃあ、父は面白かった？」
「そうね…彼は私のことを良くしてくれた。皆からも人気もあった先生と付き合ってて楽しかったよ。もちろん奥さんが居たのも分かってたんだけど、好きだったから…奥さんには申し訳なく思ってる。伝えといて、お母様に。」
咲「そんなの嘘よ…そうやって逃げようとしても無駄よ？」
そういって持っていた銃を彼女に構えた。
「撃ちなさいよ。貴方にはその勇気がある？」
咲「くっ…怖くないの？やってやるわよ。」
ﾊﾟﾝッﾊﾟﾝ
1発は貴方もう1発は私。
あの世で一緒に逢いましょう…？
お父さんが愛してた人。
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作者名：れもん | 作成日時：2017年11月2日 23時
