すき. 7 ページ9
始業式が終わるとあっという間に生徒は教室へ帰り、先生に残っているよう言われたのでそのまま座って待つことにした。
すると、もう1人残っていた男子生徒。
...否、瀬戸くん。
担任「遅くなったが説明する。この学校はほとんど生徒会と生徒会役員で成り立っている。」
生徒会役員中心で動く学校...?
確かに前の学校でも生徒会は重要な立場であったが、そんなに大きな存在ではなかった。
担任「...んで、さっきのこいつが生徒会長」
先生は瀬戸くんの頭をくしゃっと掴み、にぱーっと笑う。
(...初めて会って助けてもらったのが学校を動かす生徒会長...?)
瀬戸くんはあはは〜...と苦笑いしている。
瀬「まぁそんなに気にせんで。同じクラスみたいやし。縁あったなぁっ」
やっぱり京都訛りのこの声が落ち着く。でもさっきとのギャップがすごすぎて、未だに同じ人なのか分からないほどだ。
『! そうなんですか?』
瀬「ん!あとなんで敬語戻ったん〜?笑 気楽にやってや、気楽に笑」
...いや、普通は生徒会長が目の前にバーーンっていたらそうなるでしょ...?なるよね、うん...()
『はい!!!』
瀬「そこは“うん”や!!!」
そんな私たちの会話を横から見ていた人が1人。
担任「...お前ら知り合いだったのか...?
まぁいいや。瀬戸、お前学校案内とかよろしく」
瀬「了解でーす
そんじゃ、行くでっ姫野」
私は、待ってなんて言いながら体育館を出る瀬戸くんについていった。
────────────────────────
瀬「同じクラスやとは思わんかったなぁ!良かった良かった!
もうほんまに、あの先生はテキトーなんやから...」
(同じクラスで良かった、とか...
天然なのか...天然なのか!?)
そんなことを思いながらも、必死に敬語になりそうなのを抑えながら話す。
『ほんとだよね〜笑』
瀬「ま、俺が学校案内頼まれとるしな。後でとりあえず回ろか
俺らの教室、着いたで」
そう行って歩くのを止めた瀬戸くんの前には、3-3と提示されている。
瀬「ようこそ、僕達のクラスへ!」
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稀乃(プロフ) - 夜宵さん» コメントありがとうございます!そうなんです、年下組も好きなんですけど、裏千家好きですよ〜! (2017年12月27日 13時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵(プロフ) - 作者さん、裏千家好きなんですか!?仲間です!! (2017年12月25日 11時) (レス) id: 1949129761 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃(プロフ) - 世界崩壊轟さん» コメントありがとうございます!理想の学校をつくらせていただきました( (2017年11月22日 17時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
世界崩壊轟(プロフ) - センラさんイケメンだし、夢主ちゃんかわいいし、イケメンと美少女しか出てこないなんて、この学校最高かよ。 (2017年11月21日 19時) (レス) id: c47e759a56 (このIDを非表示/違反報告)
稀乃(プロフ) - 生にくさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです;; 更新と捉えて大丈夫でしょうか...!笑 頑張ります! (2017年9月24日 17時) (レス) id: fc19b0be79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稀乃 | 作成日時:2017年5月23日 22時